これが大人の男のエッセイ集。城山三郎のエッセイを読んで

第一線で活躍する男

何の本かは忘れてしまったのですが、読んだ本のなか、「成功する経営者は遠藤周作や城山三郎のエッセイを愛読している」という記述を発見。

遠藤周作さんのエッセイは個人的に愛読していましたが、城山三郎さんのエッセイはあまり読んだことがなかったので、早速購入。

1・静かに健やかに遠くまで

2・打たれ強く生きる

3・少しだけ、無理をして生きる

4・無所属の時間で生きる

すべて新潮文庫

この4冊を読破。

世の中にはこんな大人の男のためになるエッセイがあるのかと驚愕。改めて読書の楽しさを実感しています。

現役で活躍する男のためのエッセイ集

おそらく、読者層が働き世代の30代~50代男性を想定されているからか、非常に実際的な話が多数。

個人的には次から次へとページを進めてしまうほど、熱中度は高かったのが正直なところ。

男の人生やビジネスを考えた逸話が多く、

「男なら目先のことだけでなく大局を見据えて動け」

「毛利元就は戦う前に徹底的に相手を調べ上げ、勝つべくして勝つ戦いを挑む」

「無理はたまにしてもいいが、自分を壊すくらいの無理はするな

「専門職に生きるなら孤独は覚悟せよ、一人の道を行くのが運命である」

「人生は重い荷物を背負って歩くのは確かだが、それでもトコトコ自分のペースで進んでいけばいい」

など、いつの時代も変わらない男の人生のためになる話が満載です。

「無所属」の生き方を考える

個人的に特に興味深く読んだのは『無所属の時間を生きる』というエッセイ。

そもそも、「無所属」という自分の属性の定義の仕方がかっこいいし、「無所属」で世の中を生きていくにはどうすればいいか。

個人的にはまさに「無所属」の人生を歩んでいるので、より一層、本書の内容が身にしみてきます。

会社組織には頼れない。己の道は己が見つけ、進んでいく。

どこかに所属する人生もいいけれど、無所属の人生を選んだのであれば、己を信じて前に進む。

この意味で、今まさに無所属の人生を送っている男性の方は、本書から励まされることでしょう。

最後に

ということで、世の中には本当に面白いエッセイ。ためになるエッセイがたくさんある。

改めてそのことを勉強させてもらった次第です。

いやほんと、偶然読んだ本の一節がその後の人生を変えてしまう。今必要な問いへの答えが見つかる。何より気持ちが励まされ、前向きになれる。

たかが本を読むこと。されど、その意味。意義は本当に大きい。

2007年から読書習慣が始まって10年以上。これから先の人生も、その時々必要な本と出会い、必要な気づきを得たい。

城山三郎さんのエッセイを読んで、強くそのことを感じています。

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