自己啓発書を読んでも成功できなかったあなたにおすすめ。『その科学が成功を決める』を読んだ感想

その科学が成功を決める (文春文庫)

「○○をするだけで成功できる・・・」

「お金持ちになる人には△△の法則があった・・・!」

本屋で山積みにされているいわゆる自己啓発本。それらの本の主張は、「成功には法則がある。

成功できないのはあなたがその法則を知らないだけだ(ドヤッ!)」

「そんな上手い話ないだろう」

と思った方にオススメなのが本書、『その科学が成功を決める』です。

成功できない本当の理由

本書では、ちまたで言われている成功の法則を、科学的な実験をもとに、その真偽を云々。何が効果があって、そして何が効果がないのか。

わかりやすく理解することができます。

例をあげればこのような内容です。

・成功するには成功した自分をイメージせよ!良い自分をイメージせよ!マイナス思考はダメだ!

→そんなことをしても逆効果です。プラス思考は人生を暗くします。マイナス思考もよいところがあります。

・こどもはほめろ!ほめて自信をつけさせるのが一番!

→ほめられて育ったこどもはリスクを恐れ、失敗をこわがるようになります。

ほめられて育てられ、しかられない言葉がどうなるか、教育関係の仕事をされている方なら、本当のことをご存知でしょう。)

・人生に限界はない。人は自分が思った通りの幸せな人間になれる!

→半分嘘です。人の幸福感の50%は遺伝子で決まっています。幸せを感じにくい人、不幸な気持ちな人がいて、それは遺伝子で決まっています。

このような感じで、自己啓発の世界では当たり前のことが、実験では「No!」という結果になっています。

まぁ、この本も実験をもとに結果が書かれていて、実験というのは限られた範囲での結果しか出ません。

それでも、「どういう条件で実験されて、結果的にどういう結果が出たのか」という問題は検証できます。

既存の成功論に疑問を持っている人には、納得出来る内容が多い本です。

感想など

実は、私も20代の一時期は読んでました。この自己啓発本という類いを。

ナポレオン・○○の本、ブライ○○・トレーシーの本とか、一時期流行した引き寄せの法則とか、その手の本を50冊。

もともと根が単純なので、書いてあることを素直にやったんです。目標は紙に書く、ポジティブ思考云々、朝早く起きる、目標を何度も口にするetc・・・。

それで結果はどうなったか?

たしかに、それで実現できたことはあります。しかし、実現できなかったこともあり、再現性はありませんでした。

法則というのは、誰がやっても同じ結果が得られることなので、いわゆる成功法則なんてないんだ、と目が覚めました。

辛いとき、人生が上手くいかないときは、「奇跡」にすがってしまうのは人のサガですが。

まぁ、冷静に考えると、見えてくるものがあります。

ビートルズのジョン・レノンは、成功法則を学んで成功したのか、ビル・ゲイツは成功哲学のセミナーに通って世界一の大富豪になったのか、という話です。

そんな成功のための法則を探すくらいなら、今すぐしたいこと、実現したいことに向かって、行動を起こす方が建設的。

そんな当たり前のことを実感できた本でした。

本の購入はこちら

コメント