『裏お金の現実』の読書感想 – お金で失敗するには理由がある!?

裏お金の現実

お金を貯めても人生は思い通りには進まない!?お金のもう1つの現実。

岡本史郎著『裏お金の現実』(ビジネスサポートあうん)の読書感想です。

この本について

『会社にお金が残らない本当の理由』などのベストセラーで知られる岡本史郎さんの自費出版本。

この本は2005年に出版された『お金の現実』という本の対になっている本。タイトルに「裏」とありますが、マル秘ノウハウが書いてある本ではありません。

『お金の現実』の内容を比較、理解を深めるための内容で、この本を読むことで、お金や人生、様々な考え方や価値観を学ぶことができます。

以下、本書の読書メモです。

誰もやらないこと、考えないことにチャンスがある(P37)

世間と違うことをしようとすると壁だらけになる。

世の中には規定や常識、前例にとらわれる人が多いため、新しい考えや発想は、簡単に人々に受け入れられない。

しかし、そこを乗り越えると、大きなチャンスにつながる。誰もしない、考えないところにお得なチャンスがある。

ビジネスは選択肢(P45)

ビジネスは選択肢が多い方が有利。アレもできるがコレもできる。そんな状態が望ましい。

しかし、ビジネスを始めるときに借金をしたり、高額な買い物をして選択肢を狭めることは、チャンスを潰すに等しい。

起業するなら用意周到に、チャンスを潰す行動は避ける。(=借金や高額商品の購入してビジネスを始めるのはリスクが高い。)

経営者の仕事はリターンの大きい仕事をすること(P59)

経営者に必要なのは利益感覚。

行動がリターンにつながる投資的な支出をし、最後に利益を出す。それでプラスになるなら、どんなにお金を使ったとしても、問題ない。

一生懸命だけでは仕事は上手くいかない(P86)

仕事は努力も大事だが、市場環境の影響も大きい。

一生懸命頑張って報われない仕事は、業界が儲かっていないのかもしれない。自分の業界の「環境」の現実を知りつつ「環境」を変化させていく。

株を買うこと(P152)

株を買う=その企業の将来性を買う。もっと言えば、その会社で働く人の将来性を買うこと。

金持ちになった人の3つの例(P173)

安田善次郎、是川銀蔵、青木雄二、金持ちになった有名人の人生の流れ。

・安田善次郎

→時間と共にコツコツ富を蓄財。長期右肩上がりの例。

・是川銀蔵

→ガツンとお金を手に入れる→なくすの繰り返し。上下に大きな波がある波乱タイプの例。

・青木雄二

→若い頃はどん底、挫折の連続。人生の中盤(42歳)に転機が訪れそこで成功。40代後半で一気に金持ちになる。

貯蓄人生と博打人生(P206)

安田善次郎のようにコツコツお金を貯めていき富を成す貯蓄人生と、是川銀蔵のように時間と力を行動に変えて挑戦する博打人生。

お金持ちを目指すなら、自分の性格がどちら向けなのか、しっかり考える。自分の性格に合わない人のやり方を真似ない方がいい。

ビジネスをやるなら儲けの構造を知る(P212)

世の中には儲かりやすい構造のビジネスと、頑張っても儲かりにくい構造のビジネスがある。

起業してビジネスを始めるのであれば、利益構造、儲かりやすい仕組みがあるか、構造を意識しておく。

感想など

お金と人生を考える濃厚な時間が作れる本。

『お金の現実』の現実的な考え方に個人的に共感を覚えましたが、この『裏お金の現実』では、人生は現実的な考え方だけでは進まない、複雑な「何か」について書かれています。

結局は人生は自分の状況次第で、「こうすればOK、上手くいく」という絶対策はないのかもしれません。

死地に行く必要のないよう対策をしていく。しかし、どんなに準備をしても、死地に行かなければならないときもあります。

ちょっと漠然とした書き方になってしまいましたが、『裏お金の現実』を読むと、人生やお金、単純に「これが正しい!」とは言えない複雑さや難しさを直感的に理解できます。

人生は計画や準備通りにはいかない。だから難しくもあり、面白くもある。そんなことを考えさせられた本でした。

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