使えばリアルで役に立つ。『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』の読書感想

効きすぎて中毒になる 最強の心理学

コツさえ分かれば、かんたんに人を動かせる!?

神岡真司著『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)の読書感想です。

この本について

心理学を実生活で役に立てていく本。仕事、人間関係に恋愛、「心理学はこんなにも役に立つ!」を実感できる話が満載です。

以下、本書の読書メモです。

人間関係の原則(P21)

知らない人、嫌いな人→無意識に脅威を感じる→関わりたくない。

人は嫌いな人から遠ざかり、好きな人に近づく。結局世の中は人間関係なので、人からは嫌われるより好かれた方がいい。

人を動かすためにはまず、嫌われる人にならないことが大切。

そのためには、

・両方の眉を少し上げ、目を大きく開く

・唇の両端の口角を少し上げて笑顔を作る

・両手の掌の内側が相手に見えるようにする

など、表情や動作を工夫し、相手に警戒心を持たれないように振る舞う。

人間関係のコツ(P41)

人に好かれ信頼されるためのコツは、相手が話す>>>>自分が話すを徹底すること。

人は、自分が興味関心の高いことをたくさん聞いてもらった人に好感を持つ。そのため、うまく相手に話をさせられる人は、安心感を感じてもらいやすい。

人間関係で目指すのは話し上手より聞き上手。自分が話すよりも、人の話を聞く方がいろいろ得。

口癖について(P54)

口癖はその人の性格を表す。口癖で性格を察するべし。

例)

「っていうか」→実は自分の主張にこだわりがあるタイプ

「要するに」→仕切りたがり。せっかち。

「とりあえず」→責任を取りたくない人。

皮肉・嫌味への対処法(P64)

ムカッとすることを言ってくる人には、質問+沈黙で対処する。

基本的に、この手のタイプは言わせておけば増長する。そこで、皮肉や嫌味を言われたときは、「それってどういう意味ですか?」と質問。

そして相手が何か答えたら、相手を凝視(じっと見つめる)する。これで相手を不安にさせることができ、攻撃するチャンスを与えないようにすることができる。

コントロールしやすい人(P110)

プライドが高い人ほど操作がしやすい。ほめ殺しが有効なので、プライドの高い人を動かしたいときは、褒めて褒めて褒めまくるのが良い。

リストラされない極意(P151)

仕事も結局人間関係。リストラの候補となるのはまず嫌なヤツ、そして次に成績が悪いヤツ。

そのため、リストラされないためには、人事権を持っている人と普段から仲良くしておくのが良い。

頻繁に顔を合わし、相手と共通項を持ち、認識を共有。とくに、相手の弱い部分を補える関係であれば最高。

そして可能なら、プライベートでも付き合いを持つこと。こうすることで、相手は情にほだされ、リストラされるリスクを抑えることができる。

惚れた弱みで恋人をつけあがらせないために(P180)

恋愛はシーソーゲーム。惚れた者が弱く、惚れられた者が強い。

相手にのめり込み過ぎると、相手から横柄な扱いしかされなくなる。そのバランスを崩すことができないと、不幸な結末を迎える。

惚れた弱みを見せないためには、いつでも関係を終わらせる気持ちがあることを相手に示すのが良い。

こうすることで、相手を増長させることなく、バランスを保つことができる。

感想など

人からの好感度を操作する方法や、相手を動かすための方法、交渉で損しないための心理術、人間関係で損しないためのバランスの取り方など、リアルで試したくなる話が満載の本。

まぁ、「心理学を使ってそこまでうまくいくのか?」というと正直どうなのかな、と思うところもありますが、理論的な部分を理解しておけば、実生活でいろいろ役に立つのは間違いありません。

会社でリストラされないよう立ち回るとき。営業で成績を出したいとき。人間関係でなめられないようにしたいとき。カノジョを口説くとき。

この本を参考にしてみると、心理学が生きた学問であることを実感できるかもしれません。

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