やっぱり、『半沢直樹』原作者のドラマは面白い。『下町ロケット』の感想など

連続ドラマW 下町ロケット [DVD]

半沢直樹』の原作者である池井戸潤さんの小説『下町ロケット』がドラマ化されていると知り、DVDショップへ。

『半沢直樹』では銀行内のドロドロの権力争いがテーマでしたが、今作では、中小企業と大企業の最先端特許技術の戦いを描いた熱い物語となっています。

このドラマも『半沢直樹』のごとく、特許や下請けイジメ、大企業と中小企業の格差問題など、現実的なテーマを扱った社会派のドラマでこれがまた面白い!

夢や理想を大事にする男、現実主義で自分第一、組織のなかを巧みに生きぬく腹黒野郎まで、観ていると、切なく辛い現代社会の大人たちの闘争に胸が熱くなります。

ドラマの内容など

『下町ロケット』の主人公は、佃製作所(つくだせいさくしょ)という町工場の社長、佃航平(三上博史)。社長をする前は宇宙開発の元研究員をしており、現在はエンジン部品を開発をしています。

航平は社長という経営者の立場にありつつ、宇宙開発という夢を追うあまり、研究開発に力を注ぎすぎ、部下からは現実的な経営を求められています。

そんなときに、ライバルの大企業、ナカシマ精機の策略により特許侵害の裁判を起こされてしまいます。その結果、会社経営の危機に。結局、裁判で決着をつけることになりますが・・・。

裁判のシーン

このドラマでは、『半沢直樹』と同じく、胸糞の悪い敵役が登場します。

弱いものいじめを是非として、相手をとことん陰険で陰湿な手段を用い追い込めていく悪い会社の男。

ライバル会社の悪いやつ

自らの野心と出世のために上司に下克上を企てる悪い奴。

悪いやつその2

しかし、『半沢直樹』の「やられたらやり返す、倍返しだ!」の如く、悪い人たちは最後は「ざまあみろ」の展開もお約束。個人的に、佃社長が神谷弁護士(寺島しのぶ)とナカシマ精機にやり返していくシーンは爽快。

泡を吹いて慌てる悪い奴

そういえば、このドラマでも、『半沢直樹』で出向させられた半沢の親友、近藤さんと同じように銀行から出向させられて佃製作所に勤務している殿村さん(小市慢太郎)など、このドラマでも良い人、良い脇役が多いです。

佃製作所の社員さんの活躍もいいですねぇ。会社を救うために一生懸麺。

古臭い価値観かもしれませんが、「会社のために皆でがんばろう!」という思える組織で働けることは、社会人として幸せな生き方の1つなのかもしれません。

佃製作所の社員

紆余曲折、ハラハラドキドキする展開はあるものの、ドラマの最後はめでたしめでたし。話も短すぎず長すぎず、ずっと緊張感を持ってドラマを楽しむことができました。

敵の汚い手段によって窮地に陥った男が、仲間の力を借り、不正に打ち勝ち、夢を実現していく。仕事へのこだわり、働くことの意味、ドラマを観終わった後は、

・弱肉強食、勝つためにどんな手段を選んでも勝つ者が正しいのか?

・人は一人で大きなことを実現できるものなのか?

・倫理観とは何なのか?組織で働くとはどういうことなのか?

など、あれこれ考えさせられてしまいます。

『下町ロケット』も『半沢直樹』と同じく、ドラマというエンタティメントのなかに、社会的なメッセージが込められた濃いドラマ。「ドラマを観て楽しかった」という感覚だけでなく、現代社会の問題を考えるきっかけになるのが素晴らしいと思います。

観て満足、勉強になったドラマでした。

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