『人生には何ひとつ無駄なものはない』の読書感想 – 人生で悩んだときはこの本を紐解く

人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫)

人生、不幸があるから幸福がある。

遠藤周作、鈴木秀子監修『人生には何ひとつ無駄なものはない』(朝日出版)の読書感想です。

この本について

人生で悩んだときの支えになるヒントになる言葉が詰まった本。

人生や愛、家族や恋人、老いや病、教育、死など、テーマごと、遠藤周作さんの本からの名言が引用されています。

例)

「愛の第一原則は「捨てぬこと」です。人生が愉快で楽しいなら、愛はいりません。人生が辛くみにくいこそ、人生を捨てずにこれを生きようとするのが愛です。」(P55)

「結婚生活に限らず、人生というものは、苦労に満ちていて、決して幸福そのものではありません。幸福というものは、与えられるものではなく、作り出すものです。」(P82)

「君の孤独は孤独のためにあるものではなく、そこから抜け出て信頼のためにあるのだ。」(P237)

人生で考えるべきことがあるとき、悩んだとき、この本を読むことで、解決のヒントが見つかるかも。

感想など

旅先の本屋をぶらついていると目に飛び込んできた本。

個人的にいろいろと考えるべきことがあった時期で、こういう時にピンと来る本は買っておいて後悔なし。すぐに買って夢中になって読んでしまいました。

遠藤周作さんの本は、高校時代に友人のすすめで『沈黙』と『海と毒薬』を読んだ以来でしたが、時期が時期なのか、1つ1つの言葉に、引き込まれていくような力を感じました。

特に、「人生の幸福と不幸は対でコインの表と裏、不幸があるから幸福であって、完全に良いことだけ起こる人生などあり得ない」という遠藤さんの人生観は、非常に惹かれるものがあり、「そうだよなぁ」とうなずいでしまうことが何度か。

人生観を見つめなおす良いきっかけになった本で、座右の書になりそう。これからも、折に触れ、この本を読み返したいと思います。

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