憧れの札幌で新生活スタート。その前に必要なのが物件探し。
そのために必要となるのが、どこに住めばいいか。そして、どこへ住んではいけないかという、地域的な情報。
このブログでも、札幌での引っ越し先探しの考え方について書いていますが、「○○は治安が悪い!」など、具体的な地名を指摘していません。
というのは、そこで暮らしている方が自分が住んでいる街を「治安が悪い!」とか書かれたら、不快に感じると思うからです。
とはいえ、札幌に引っ越してきて以来、札幌では「ここは住まない方がいい」「ここに住んでこんなトラブルがあった」という話を聞くのも実際の話です。
札幌在住の方や不動産営業の方に聞くと、「ここは住まない方がいいよ」という点で意見が一致する場所があり、詳細情報を耳にすればするほど。
そこで暮らすことを心配してしまう点があるのも確かです。
引っ越し後に後悔しないために
以上、前置きが長くなりましたが、このページでは「札幌に住むならこのエリアは慎重に検討した方がいいですよ」という話について、私が知り得た情報をシェアします。
「治安がいい」「治安が悪くない」、賛否両論があるエリアはのぞきますが、「一般論」として情報をとらえるなら、十分すぎるほど、引越し先を選ぶための効果的な情報となるでしょう。
あなたが転勤が多い暮らしをしているならご存知のとおり、日本にはいろんな場所があります。「住めば都さ」と何も知らずに引っ越してしまうと、引越し後「こんなはずでは・・・」と後悔してしまう場合があります。
それを避けるために必要なのが知識。
札幌への引っ越しを検討されている方が知識として知っておくと、安心して物件探しができ、引越し後に後悔する可能性は低くなります。
環境の力は絶大です。「孟母三遷」という言葉があるように、私たちの暮らしは環境によって大きな影響を受けます。あなたが札幌で引越し先を探すとき、情報の一つとしてお役に立てれば幸いです。
【治安の不安】札幌で住むのを避けた方がいい場所の特徴
まずはじめに、札幌で治安の面で不安を感じるエリアの特徴がこちらです。
・生活保護世帯が多い。
・住人にいわゆる夜の仕事の方が多い。
・その筋(893)の事務所がある。
細かい条件はまだありますが、概ねこの3つの条件が揃っている地域では、治安の面で不安を感じる可能性が高いと言えます。
実際、窃盗などの事件が多く、自転車はすぐに盗まれ、車は傷つけられたり、酷いは場合は盗難に遭うなどの被害がよく起こるという話を、私自身が実際に聞いています。
そのため、これらの要素が当てはまる場所は「住みやすさや治安の面で心配が大いにある」と考えることができます。
また、全国共通の話ですが、「公立校」(小&中学校)に着目して引越し先エリアを選ぶのも一つです。
公立校が荒れている地域というのは、荒れるだけの理由があります。あなたが単身で札幌に引っ越すのではなく、家族、特に学校に通うお子さんをお持ちなら、上記3つの点に加え、学区も着目すべき情報となるでしょう。
少し具体的な話をシェアします
「話は分かったが、もう少し具体的に知りたい」という話になるので、ここからは一部、私が聞いた話をシェアします。札幌の東と南の一部エリアについては、引っ越し先として熟考を重ねる価値があるでしょう。
すすきの
まずはじめにすすきの一帯。
東京の歌舞伎町などの繁華街と比べて、すすきのの治安は驚くほど安全ですが、あくまですすきのは飲食や遊びに行くところです。何か特別な事情がない限りは、住むのは控えた方が良い場所です。
菊水
次に旧赤線地帯だった白石区の菊水。
ここは実際にあなたが現地を散策すれば実感できると思いますが、大きな道から少しそれるだけで雰囲気がガラリと変わります。
個人的には、ここに住んでいた人の話を直接聞いたことがあるのですが、治安に不安要素があり、「若い女性の一人暮らしや家族での暮らしは避けたほうが良い」とのことでした。
ちなみに菊水はすすきのまでタクシーでワンメーターの場所。すすきのを職場にされている方も多く住んでいますので、「生活時間の違い」による騒音トラブルが起こる可能性も留意する必要があります。
中島公園近辺
次に注意したいのがすすきのに近い中島公園。
昼間の時間帯は素晴らしく感じが良い場所で、雰囲気も素晴らしいのです。昼間の明るい時間、それも寒くない時期に中島公園を訪れれば、そこが札幌市民の憩いの場所である理由を実感することができます。
ただし、中島公園はすすきのに近いからか、周辺住人はいわゆる夜の方が多い傾向があることが知られています。そのため、生活パターンの違いによる騒音トラブルの可能性が起こりやすい地域ということは押さえておいて損がありません。
また、近辺には派遣風○の事務所やラ○ホテルなど、家族連れにはいろいろ困惑する施設が揃っていることに加え、生まれも育ちも札幌の方が言うには、その筋の方々の事務所もあるそうです。
そういえば、道外からやって来た横浜出身の某企業の方は、何も知らず中島公園の近くにオール電化の物件を借りたそうですが、引っ越してからすぐ、近くにその筋の事務所があったことを知ったそうです。
さすがに、引っ越したあとにその事実を知るのは厳しいものがありますね。
幌平橋周辺(中の島)
近辺にその筋の事務所はありませんが(と聞いています)、道路から一本道に入ると、くらーい雰囲気が漂っている場所も。すきのに近いため以下同文となりますが、「女性の一人暮らしは避けたほうが良い」とのことです。
最後にあと一つ
→後述
以上、札幌で住まない方がいいエリアを挙げてきましたが、もしあなたが、札幌で賃貸を探す機会があれば、すすきの、菊水、中島公園、幌平橋(中の島)について、不動産の営業マンさんに質問してみてください。
きっと、忌憚のない話をいろいろ教えてもらえるはずです。
札幌の東側に住む場合
ちなみに、札幌の東側で暮らす場合の話ですが、西側と比較すると、住むエリア探しに注意が必要となります。
札幌の東側でも東札幌や大谷地、新札幌は生活しやすいと評判で、実際私も新札幌や大谷地へ行きましたがその事実を実感。個人的には「生活に便利な住みやすい街だなぁ」という好印象を持ちました。
ただ不動産の営業マンさんが言うには、東側に住むなら地域的な知識(エリア選定力)がないと、「引越し後に苦労する可能性がある」という話が印象に残っています。
この意味で、東側は賃料が安い分だけ物件のエリア選びに知識が必要なエリアと言うことができるかもしれません。
実際、道外から札幌に引っ越してくる方で東側を選ぶ人は、
・会社が東の方にある
・親戚が東の方にいる
この2つのどちらかの方が圧倒的に多いそうです。
一方、私のように完全道外からやって来た人の多く(札幌に縁もゆかりもない方)は、札幌の西側で暮らすことが多いとのことでした。
厚別区の某団地は要注意?
札幌の東方面で暮らす場合、最後に注意したいのが厚別区のM団地区周辺エリアです。
不動産の営業マンさんに、「もし札幌で絶対に住みたくない場所があるとすれば、それはどこですか?」と聞いたところ、挙がったのがすすきのと厚別区のM台団地周辺。
M台団地は札幌でもいろいろ有名な場所らしく、札幌の方にも有名な地域という話です。
具体的にどう有名なのか?具体的な事例についての詳細は割愛しますが、「民度」という言葉が存在しない現実を知ることができる場所、という話を聞いています。
行政側も半ば対応をあきらめている感じらしく、「住むには大きな不安がある場所」という話。M団地近辺の物件は避けたほうが良いとのことでした。
まとめると
以上、札幌で住まない方がいい場所について、可能な範囲で具体的にシェアしました。
実際、引っ越しは住んでみないと分からないことも多いですが、やはり知は力。「知っている」というだけで、避けられるトラブルがあるのも事実です。
「住めば都」と言っても、最初から問題が起こる可能性が想定される場所に引っ越す必要はありません。だからこそ最悪なのは、何も知らずに引っ越してしまい、トラブルに巻き込まれてしまうこと。
人生、起こってしまったことはどうにもならないので、大切なのは、問題が起こる前に何とかすること。そのために必要なのが事前準備です。
すなわち、どこに住むと治安が高く安全である可能性が高いのか、どこに住むと治安が悪く安全でない可能性が高いのか、という知識です。
私自身、東京。京都。大阪。札幌。様々な場所で暮らしてきましたが、治安の問題はきれいごとではすまない現実があることを承知しています。だからこそ新生活では安心に暮らせるのが一番。できる限り、リスク要因は避けたいものです。
この記事ではその点について、具体的に情報をシェアしました。詳しく札幌を見て物件を探す余裕がない方は、消去法で地域を選べば、納得できる物件を見つけることができる可能性がアップします。
「札幌に引っ越すことになった。今度物件を探すが、知っておくと良い話はあるか?」というあなたの参考になれば幸いです。