信濃争奪戦の勝者は。『真田丸』第8回「調略」の感想

第8回

これぞ二枚舌外交の真骨頂!

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第8回「調略」の感想です。

第8回「調略」のあらすじ

織田軍を率いた滝川一益は北条軍に敗れ信濃から撤退、信濃の行く末は混沌とした状態になっていた。

滝川一益を破った北条軍は勢いに乗り信濃へ侵攻、そこに立ちはだかったのが上杉謙信の後継者、景勝だった。

北条と上杉の信濃争奪戦が始まろうとしていたとき、真田昌幸は上杉側につくと見せかけ、北条への寝返りを画策。

北条への手土産に、上杉景勝が信頼する旧武田家家臣、春日信達(高坂昌信の息子)を調略を開始するが・・・。

感想など

上杉景勝、北条氏直(傲慢でえらそう、嫌な奴系のキャラ設定で「北条のバカ息子」と昌幸にはバカにされてます)、昌幸が名だたる大大名を利用しまくるけっこうエグい話。

昌幸は当初「我らは上杉につきますぞ!」と景勝に忠誠心を誓うふりをしつつ、北条に高く真田を売るために、上杉についた旧武田家臣で海津城を守る春日(ネタばれしませんが実はこの人が一番悲惨な末路に)をたぶらかし北条につくように工作。

結局、上杉と北条の戦いの前に昌幸の裏切りが上杉景勝に露見、「裏切りったな」と景勝は激怒。景勝の謀臣の直江兼続は、上杉家にいた昌幸の弟信尹と信繁に、「そなたらはどうなのだ、裏切るのか?」と詰問。

そこで信尹と信繁は「兄弟の縁を解消し我らは越後に骨を埋めます!」と猿芝居。景勝は「嬉しい言葉じゃ」とまんまと真田一家に騙されてしまいます。

(関係ないですが直江兼続の声が本当にいいですねぇ、あの低い声を聞くと笑ってしまいます。)

その後信濃の支配を目指す北条氏直は川中島まで進軍するも、徳川軍の甲斐侵攻の知らせを聞き信濃から撤退。上杉も家臣の反乱によって信濃から撤退。ここまでは全て昌幸の計算通り。

(家康は「なんでわしらが北条と戦うハメになったのだ!これは昌幸の策か?」と愚痴役で登場、今回の家康は完全にコメディ枠で登場です。)

策略のえげつなさが満載

観終わってみると、今回は「昌幸の、昌幸による、昌幸のためのような回。もう本当に、真田丸というより、昌幸主役でもいいんじゃない?というくらい、昌幸のすごさが目立つ話になってます。

徳川家康の動き、北条氏直の性格や行動、上杉景勝の行動や状況を読んで寝返りから何まで全て計算。大大名たちを手球にとってしまいます。

昌幸の思惑通り、信濃を狙う大大名たちは撤退、空白地となった信濃は、見事真田家ら信濃国衆が支配することに。

ストーリーは真田視点だとめでたしめでたしで、サラッと流れていきますが、話は地味にけっこうエグいですねぇ。

真田家を守るため、使えるものは何でも利用する。謀略調略何でもあり。最後に信繁が、「父上叔父上(信尹)、あの人達が恐ろしい」といいますが、このセリフは視聴の感想を代弁しているのかも。

さて、次はそろそろ第一次上田合戦の話でしょうか。楽しみです。

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