全てのことは夢のまた夢。『真田丸』第30回「黄昏」の感想

第30回

夢はやがて終わる、天下人さえ。

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第30回「黄昏」の感想です。

第30回「黄昏」のあらすじ

突然の大地震によって倒壊してしまう伏見城。

秀吉の健康と正常な精神は失われ始め、再度大陸への出陣、伴天連の弾圧など、その言動は日増しに狂気を増しておかしくなっていく。

秀吉の変化に周囲の大名たちは気づき始め、信繁たちも秀吉の異変を必死に隠そうとするものの・・・。

ドラマの流れ

完成間近の伏見城は地震によって倒壊。伏見城築城を命じられた真田一家は、別の場所への築城に参加することに。

(昌幸は相変わらず遊郭の美女にドハマリ。遊郭通いを続けています。)

一方、秀吉の様子は日増しにおかしくなっていき、その狂気の矛先は国内のキリシタンへ。

伴天連追放令を発し宣教師たちを磔の刑に。秀吉の変化に戸惑う徳川家康は、参謀の本多正信に秀吉の様子を探らせることに。

それだけでなく、明国との和平交渉が決裂、秀吉は再度諸大名に出陣を命じるものの、肝心の秀吉は大名たちの前で失禁。

その衰えは隠せない状態で、刻々と、その最期が近づいています。信繁は「私は殿下に拾われた、だから豊臣に尽くす」と覚悟を決めます。

上田に戻った信繁の兄の信之は重臣たちを集め、今後の真田の運命を模索。秀吉亡き後、真田がどう生き残るべきか、その可能性を模索します。

一方、死を覚悟した秀吉。

秀頼を元服させたり、上杉景勝を徳川への抑えとして会津へ転封させたり、自身の死後を見据え、全力を尽くします。

そして醍醐の花見。

秀頼のために花咲爺をしようと木の上へ。ところが足を滑らせ地面に落下。立つこともできないほどの大ダメージを負って寝込んでしまいます。

この状況のなか、信之は、「殿下が死ねばまた大きな変化が来る、真田がどう生き残るべきか、考えておかねば、だから殿下の様子を教えろ」と信繁に迫ります。

信繁は真実を話そうか迷うものの、結局は兄信之に「殿下はもうダメでしょう」と真実を告げます。

その話に聞き耳を立てていた昌幸は遊郭の愛人にそのことをポロッと話してしまいますが、愛人の正体は徳川の忍。

そのことに気がついた昌幸お付きの忍者マンに倒されますが、信之は本多忠勝の元へ出向き、結局秀吉の体調悪化の話は、徳川家康の耳へ。

結局、秀吉の健康が戻ることはなく、秀吉はついにボケて、信繁のことすら分からなくなってしまいます・・・。

感想など

秀吉の落日と衰えが悲しい回。

ボケてしまった秀吉、信繁と秀吉が出会ったシーンが再現されていますが、秀頼のことを心配して、ただ死を待つ身になった天下人の姿は、いろいろ悲しいですね。

さて、いよいよ来週からは秀吉の時代が終わり、狸家康が表に出てくるのでしょうか(予告でその匂いがぷんぷん)。

このドラマは石田三成がかっこいいので、清廉実直の三成VS狸おやじ家康の関ヶ原がどうなるか、それが楽しみ。

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