弱き心が災いを呼ぶ。『真田丸』第28回「受難」の感想

第28回

心折れてしまったら、誰も助けることができない。

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第28回「受難」の感想です。

第28回「受難」のあらすじ

秀頼の誕生によって、秀吉との関係が上手くいかなくなってしまった関白の秀次はついにプッツン。聚楽第を抜け出し、京の真田家の家に身を寄せることに。

一方秀吉は、関白の職責を投げ出して失踪した秀次に大激怒。関白秀次の人生は、今まさに、詰まんとしていた・・・。

ドラマの流れ

秀吉の態度に恐怖を感じてプッツンしてしまった関白、秀次は、きりの元へ逃亡。

きりになぐさめられるかと思いきや、「関白ともあろう方が、考えがなさすぎます!」と説教。結局、きりは秀次の身を心配し、ツンデレ的態度で秀次を受け入れます。

一方、関白逃亡で大慌ての信繁や小早川秀秋。信繁は逃亡した秀次を探すべく、大谷吉継に事の次第を相談。秀次の行く先を推測した信繁は見事秀次を大坂で発見。

「聚楽第には戻りたくない!」とごねる秀次に困った信繁は、京の真田屋敷に秀次を連れて帰ります。

政務に復帰しない秀次を、表向きは流行病で寝込んでいることにした信繁たち。が、秀次の奇行は既に秀吉の耳に。

秀吉は「説教してやる!」と激怒するものの、「あの子を追い詰めんでちょ」とねねの説得で秀吉の怒りもダウン。

が、肝心の秀次はもう秀吉には許されないだろうと早とちり。自ら真田屋敷から高野山へ引きこもり、「叔父上(秀吉)の甥にはもう2度となりたくない」と心折れてしまいます。

結局、「関白秀次が高野山へ向かった」と噂が広まり、そのことを聞いた秀吉は、「とりあえずワシの命令で高野山に秀次を幽閉させた」という話にすることに。

秀吉は秀次を許す気持ちがあるものの、肝心の秀次は「もうワシは豊臣の家には戻りたくない」と心折れた男になってしまい、疑心暗鬼を克服できず、自爆してしまいます。

秀次の死を聞いた秀吉は激しく動揺し大激怒。「ワシの怒りを思い知らせてやる。秀次は謀反で切腹した、謀反人の家族は全て皆殺しだ」と秀次ゆかりの一族郎党を皆殺し。

幸い、秀次の娘は何とか災難を逃れ生き残り。信繁は秀次の娘(この子かわいい)を逃すために秀吉に土下座。信繁の側室にすることで、秀次の娘を助けることに成功。

秀次の血脈は、真田を通じて残ることになります。

感想など

秀次事件が随分マイルドに描かれたな、という印象。

もっと、ドロドロネチネチと描かれると思ったものの、

秀次が疑心暗鬼で自爆→「ワシの気持ちが分からんアホが」と秀吉大激怒→秀次が謀反したことにして一族処刑

という感じで、結局全ては秀次は自らのチキンハートで自爆したような印象。

肝心の秀吉は秀次の死を悲しむ慈悲深いキャラで、秀次自害で一族郎党皆殺しの流れがちょっと不自然な感じ。

結局ドラマは、信繁が結婚して秀次の娘は救われめでたしめでたしになりましたが、うーん。

あと、きりちゃんは生き残りましたね。

秀次に好かれたのが死亡フラグで、てっきり秀次事件で連座してお亡くなりになるのかなぁと勝手に思ってましたが、予想とは違いきりちゃんは無事。

ということで、今後、きりちゃんがどういう活躍をするのか、信繁の運命にどんな絡み方をしてくるのか、先の展開が楽しみです。

第27回「不信」の感想へ

第29回「異変」の感想へ

コメント