天下人でさえ思い通りにならないことがある。『真田丸』第25回「別離」の感想

第25回

豊臣の落日、ここに始まる。

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第25回「別離」の感想です。

第25回「別離」のあらすじ

北条氏の滅亡により秀吉の天下統一事業は完成。「めでたしめでたし」に思われたが、豊臣政権の裏で様々な問題が。

信繁、石田三成、大谷吉継の3人は、小田原の役で戦争商人紛いの行為をしていた千利休の利敵行為を追求。

利休は腹を切ることになるが、秀吉の愛児、鶴松が病気になってしまう・・・。

ドラマの流れ

前回で小田原での戦が終わりましたが、信繁、石田三成、大谷吉継の3人は、戦争商人として北条側に弾薬を売り暗躍して金儲けしていた千利休を糾弾。

秀吉は利休を信じるものの、豊臣秀長らの「利休をわれらと同じ志の者と信じるのは危険ですぞ」という助言もあり、利休は秀吉によって正されることに。

結局利休は腹を切ることになるものの、その後秀吉の息子鶴松に異変が。

巷では鶴松が病気になったのは「利休の呪いだ」という噂が。鶴松の病気を聞きつけ大名たちが見舞いにかけつけるものの、状況は好転せず。

一方、真田一家は沼田城に上田城、領地を安堵され領地経営に奔走。

領地経営を任されている信之は嫁や大叔父の勝手な態度に翻弄されるものの、平和な時間が流れていきますが、時代はいよいよ混沌へ。

結局、鶴松は病気で他界。

秀吉の跡継ぎとなる豊臣秀次は「私が殿下を支える!」と意志を新たにしますが、家康に昌幸、野心持つ男たちは、豊臣の世の終わりの始まりを確信します。

感想など

秀吉の天下も終わり、豊臣家の落日へと続いてく回。

それにしても、秀吉は不思議ですね。戦国時代、あり得ないくらいの女好きなのに子作り力は全然ダメ。かろうじて生まれた子どもも早逝したり、跡継ぎとなった秀頼も、本当に秀吉の子かどうか怪しい。

農民から出世して天下人へ。異例の出世を遂げた成功者でも、どうしても思い通りにならないものがあった。そう考えると人生は難しい。秀吉が死んだ鶴松におもちゃであやすシーンは本当に悲しいです。

それと、やっぱり、きりちゃんはそろそろヤバイですね。前から秀次の好かれていた段階で「そういう結末か」と思いましたが、今回の秀次の求婚で、こりゃ完全にそういう方向ですな。

これからは、いろいろドロドロ、血なま臭い話が続きそうです。

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