生きるか死ぬか、それは意志次第。『真田丸』第24回「滅亡」の感想

第24回

生き残りのためにすべきことはどんなときも生き残る意志を持つこと。

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第24回「滅亡」の感想です。

第24回「滅亡」のあらすじ

「ムダな血を流さず氏政を説得したい」という徳川家康と大谷吉継の思いを引き受けて小田原城に忍び込んだ信繁。

北条家家臣の板部岡江雪斎の助けを借り、氏政のもとへたどり着こうとするものの、和議に反対する北条家の武将らは「和議などありえん」と激怒。

信繁は暗殺されそうになるが、なんとか氏政の下へ到着。秀吉への降伏を勧めるが・・・。

ドラマの流れ

小田原城に潜入した信繁ですが、交戦派の北条武士に囲まれ絶体絶命のピンチ。そこで偶然登場した信繁の姉の旦那に助けられ、北条氏政の元へ。

抗戦を主張する氏政ですが、「外の現実をご存知か、忍城以外北条の城は落ちました、引き際をお考え下さい」という信繁の説得に心揺れます。

結局、「秀吉が恨めしいわ」と嘆きつつ、いよいよ小田原城は開城。氏政は降伏しますが、秀吉はさっさと降伏しなかった氏政に激おこ。「氏政には死んでもらう」と切腹命令を下します。

それを聞いた徳川家康や大谷吉継は「氏政殿を助けるとお約束したではないですか」と氏政の助命を嘆願。が、肝心の氏政は死ぬ覚悟。プライドの高さから、秀吉の配下になることを拒みます。

家康や昌幸、上杉景勝も「生きていれば何とかなる、今こそ命を惜しめ」と必死に氏政を説得するものの、氏政の決意は変わらず。潔く腹を切ることに。

一方、石田三成は忍城を包囲するものの、未だに攻略できず。「やつらは頭がおかしい!」と三成はお手上げ。結局、真田昌幸が策を練り、忍城は開城。関東征伐は終わりを迎えます。

北条征伐後、奥州の伊達政宗も秀吉に全て領地を差し出し秀吉に臣従。

秀吉の天下は盤石のように思えますが、徳川の関東転封など、昌幸は秀吉に不安を感じ、「皆秀吉に心から従っているわけではない、チャンスを待つぞ」と乱世の再来を期待します。

が、昌幸の心配をよそに、真田家は領地&北条に奪われた沼田城も真田のものに、そして徳川の与力という関係も解消。「徳川の動きを見張ってくれよ」と秀吉に頼られます。

秀吉の世で、めでたしめでたしになりそうですが・・・。

感想など

前回と今回、あっけなく北条氏が滅亡してしまった印象。

北条氏政はあまりかっこ良い姿がなくて、小田原征伐をもう少しいろいろ突っ込んで見て見たい気もありましたが、氏政演じる高嶋さんはすごかったなぁ。

高嶋さんというと、かつて大河ドラマ『秀吉』で羽柴秀長を演じたときの「いい人」系のキャラを演じる俳優さんのイメージがどうしても強かった印象。

ですが、『真田丸』の北条氏政のようなちょっとイッてる系の腹が読めない男の演技はスゴイ!氏政は今回でドラマ退場ですが、間違いなく、北条氏政は『真田丸』の魅力の一つ。

もう少し氏政のカッコイイ場面を作って欲しい感がありました(最期の最期でまた汁の二度漬けネタまで)が、まぁこれだけ濃く印象的な姿が楽しめたのは良かった。

あと家康も良かったなぁ。

腹黒で損得で物事を考えそうなツラをしていながら、意外に情が深く、自分の立場を顧みず氏政を説得しようとするところは男気があって熱い!

そのうち来る、天下の関が原の戦いと、物語の最後の大坂の陣では、主役以上に印象的な姿を見せてくれそう。家康びいきの私としては、楽しみなところです。

さて、次回は予想通り、悪徳商人の匂いがしていたあのお方がくたばる話でしょうか。いろいろ生臭い話が続きそうです。

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