いつの時代も、男は女で理性を失くす。『真田丸』第20回「前兆」の感想

第20回

理性をなくせば、権力者もただの一人の男へ。

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第20回「前兆」の感想です。

第20回「前兆」のあらすじ

秀吉はついに茶々を念願の側室にすることに成功、早速茶々も秀吉の子を妊娠する。

ところが、大坂城で「茶々が宿した子の種は秀吉ではないぞ!」という中傷の落書きが。これを知った秀吉は大激怒、犯人探しに乗り出すが・・・。

ドラマの流れ

徳川の下につくことになった真田家。

真田家を監視する目的で家康は真田家との縁組を画策。結果、真田は徳川との縁組を承諾。信之は嫁に土下座して離縁、本多忠勝の娘、稲姫を嫁にする。

一方、中央の秀吉は、聚楽第に後陽成天皇を迎え、秀吉は大名たちの前で鼻高々。おまけに、愛する茶々が妊娠。秀吉には良いことが続く。

ところが。

茶々の懐妊を揶揄する落書き(「茶々をはらませた種は秀吉じゃないぞ!」的な落書き)が大坂城で発見され、秀吉は激怒。「けしからん野郎をはやく捕まえろ」と命令。信繁がその犯人を探すことに。

ところが秀吉の怒りはおさまらず、まずは落書きを見逃した門番たちが秀吉の怒りのイケニエに。大坂城は秀吉の粛清を恐れ皆恐怖に。

結局、信繁は解決策として、病気で死んだ元門番の男に罪をかぶせることにして問題を解決。

しかし秀吉の腹の虫はまだおさまらず。

犯人の一家一族も皆殺しにせよとの発言。それを本気でいさめた石田三成も危うく切腹させられそうに。

結局、秀吉は北政所と茶々に説得され、虐殺命令を撤回。血の粛清は何とか終了。茶々も無事に男児を出産しますが・・・。

感想など

豊臣家の栄光と凋落の兆しが描かれた回。

秀吉は聚楽第に天皇を迎え「我こそが天下人ぞ」と大名たちに宣言、おまけに側室にした茶々も妊娠。

一方で、豊臣家を支えた弟の秀長は病床に伏し、秀吉も徐々にもうろく。茶々の妊娠をからかわれた件で大激怒。家臣たちからの諌めもきかず、門番全員を磔にするなど、徐々に秀吉に狂気が・・・。

三成の本気の諌めにも関わらず、激おこプンプン。挙句三成にすら「腹を切れ」とキレる始末。結局問題は解決するものの、「前兆」というタイトル通り、秀吉狂気の前兆が描かれています。

ドラマはこれから北条征伐へ進みそうですが、それと同時に、そろそろきりの退場が近い予感。「殿下が怖いです」という言動や、秀次との関係とか、先の展開がいろいろ怖くなりそうです。

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