「文章で食っていきたい」と思ったら何をすべきか。『作家になれる人、なれない人』の読書感想

作家になれる人、なれない人 自分の本を書きたいと思ったとき読む本 (きずな出版)

作家のリアルライフをこの本で。

本田健&櫻井秀勲著『作家になれる人、なれない人―自分の本を書きたいと思ったとき読む本』(きずな出版)の読書感想です。

この本について

お金関連のビジネス作家の本田健さんと出版業界の大御所、櫻井秀勲さんによる作家論です。

・そもそも作家とはどんな仕事なのか?

・作家としての人生はどんなものなのか?

・才能はどこで判断するのか?

・成功した先人はどんな経緯で作家になったのか?

など、物書きのリアルライフや、作家になるためのチャンスのつかみ方やヒントが勉強できる一冊となっています。

以下、本書の気になった内容です。

作家人生に不安はつきもの(P34)

有名な小説家、松本清張の話。

作家として出す本出す本が大ヒットするくらい成功した松本清張だが、40代になるまでは芽が出ず、新聞記者の傍ら、小説を書いていた。

小説家としてチャレンジする歳も、編集者に「自信がない」と弱気だった。

文芸作家とビジネス作家(P40)

一口に作家と言っても、様々なタイプがある。文学を書く文学作家や、ビジネスマン向けの本を書く作家もいる。それぞれ頭のなか、執筆の動機や要求される能力が違う。

本を出したいならともかく書く(P73)

作家になりたいと思ったら、まずは本を書いてみることが大切。出版予定の有無などは関係ない。書き始めることから、すべては始まる。

成功する作家は妻が違う(P76)

作家として成功したいなら、伴侶選びが重要。

成功する作家の奥さんは、夫を自由にさせ、夫が伸び伸びと創作活動に励めるように配慮している。

何かしようとするとあれこれ文句を言って行動を制限しようとする妻がいる場合は、思うように創作活動ができない(→成功も難しい)。

プロを目指すならまずは懸賞に挑戦(P79)

作家として生計を立てていくのは、現実問題ハードルが高い。作家といえど、兼業で食べている人もいるくらい、収入面の問題は難しい。

作家になることを目指して自分の人生にかけるのも良いが、まずは作品を書き、それを誰かに見てもらうことが重要。

懸賞に応募するのも1つの手段。懸賞をきっかけにプロになった作家もいる。プロを目指すなら、力試しに懸賞に応募し、人に自分の作品を読んでもらうべし。

一発屋で終わらないために(P137)

作家として長く、10年売れ続けるコツは3つ。

1・急に売れ過ぎないこと。すぐに売れるものはすぐ売れなくなる

2・作品を乱発しないこと。本をたくさん出して、クオリティの低い作品を発表するのはダメ。

3・テレビに出ないこと。テレビは一時的な効果しかないし、テレビに出ることで、変な勘違いをしてしまう。

本を書くなら最低3冊書く(P146)

作家を目指すなら、とりあえず3冊書く。構成は、五木寛之の『青春の門』が参考になる。

1・立志編(志を立てた理由)

2・青春編(若い頃の話)

3・激動編(困難にぶち当たったときにどう対応したか)

作家になるということは公人になるということ(P167)

本を出版するということは、自分をさらけ出すことであり、まな板の上の鯉になるということ。心ない中傷を受けたり、自分のダークサイドを衆人にさらすことになる。

作家になるには、自分をさらけ出す覚悟が必要。

感想など

対談形式の本で、サクサク読むことができました。しかし、このブログに本の内容をメモしようと再読していると、勉強になる内容も多かったです。

作家という職業の特殊性、本を書いて生計を立てること、作家と家族etc、本でお金を稼ぐ人になるためにはどうすればよいのか、この本を読めば、ある程度の実像が想像できると思います。

「本を書いて、小説を書いて生きていきたい」という方には、参考になる情報がたくさん見つかると思います。

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