やはり、我の強い人が世の中で成功できるのか。『いい人は成功者になれない!』を読む

「いい人」は成功者になれない!

仕事にお金、男の価値ある生き方とは。

一風変わった自己啓発エッセイ、里中李生著『いい人は成功者になれない!』(三笠書房)の読書感想です。

この本について

男性向けの自己啓発エッセイ本。

「男の値打ちは、仕事と女と金で決まる」という表紙の煽り文句を見て、興味半分で読んでみましたが、なかなか過激です。

・男の価値は金。

・ダサいものではなく高級車やブランド服、一流のモノを持て!

という具合に、金やブランド、非常に分かりやすい価値観の内容の本です。

お金=成功、ブランド品=価値というように、モノやお金を人生の成功の基準に据えた本なので、この手の本が苦手な方は読まない方が良いかも。

以下、本書の気になった内容です。

いい人になっては成功できない(P1)

常識的、優しく人のいい人間は人畜無害なだけ。そんなことでは人生で成功できない。男なら、もっと自分を前に出し、自己主張せよ。強気に、大胆になれ。

成功したいなら10年頑張れ(P4)

成就させたい仕事、その道のプロを目指すなら、10年間頑張れ。10年間、自分の才能を磨き続けよ。1つのことでいい。10年磨き続けたら成功できる

一流の人間の定義(P12)

一流の人間=一流の職業人。自分の仕事を極めている人。

金持ちのボンボンのように、自分の努力でお金を手にしていない男は成功者でも何でもない。一流の人間は、自分の仕事にこだわりを持ち、それが服や車、お金の使い方に現れる。

害がない友人とは縁を切るな(P22)

付き合う友人に多少欠点があったとしても、目をつむり、付き合うこと。相手が無害であるかぎり、その人はあなたの友人である。

弱い人間ほど裏切られる(P31)

この世は弱肉強食。強者は弱者を蹂躙し、弱者は弱者であるがゆえ、騙され、裏切られる。人に頼って依存しているような弱い立場では、人からなめられ、辛酸を味わい続けることになる。

だからこそ、自ら弱者の立場から抜け出し、根性を見せよ。裏切られない強い男になることを目指すべし。

成功は運である、しかし(P38)

人間は平等ではない。運がある人は成功し、運がない人は、どんなに努力しても努力が報われない。

人が自分よりも成功していれば、それは相手に運があるということ。今頑張っても上手くいっていないなら、運がないだけのこと。しかし、運のなさを嘆かず、自分の実力を磨いていくこと。

もしかしたら、運をつかめるかもしれない。30歳、40歳になって運をつかむ人もいる。一度運をつかめば、後は実力がモノを言う。遅咲きであっても、運をつかめるチャンスはある。

運がないときは、日々実力を磨くべし。実力を磨いておけば、成功したあと、一発屋で終わらず、息長く成功し続けられる。

世の中は善より悪が多い(P45)

世の中は、良い人より悪い人が多い。悪い人は、自分の劣等感やストレスを解消するために、いつも攻撃する対象を探している。あなたが弱い立場で、あなたが弱々しければ、すぐに彼らのターゲットになる。注意すべし。

勝てないときは勝負をするな(P70)

健康を害し、物事が上手くいかないときがある。そういうときは、大きな勝負はしないこと。勝負事は、調子が良いとき、物事が上手くいくときに、一気呵成に進めること。

あなたを認めてくれる人を見つけよ(P114)

あなたと利害関係が絡まない人の褒め言葉は素直に受け取るべし。

人があなたを認めてくれるということは、あなたにその分野で成功できる可能性があるサインでもある。人から評価されたら、それを見逃さず、己の可能性をつかむこと。

ただし、勝負するなら、調子が良い健康なときにすべし。人は元気で健康なら何でもできるが、調子を崩すと、上手くできることもできなくなる。

あなたをどん底にさせる仕事はやる必要はない(P180)

世の中には、どうしても合わない仕事というのがある。それは、たとえお金を稼げても、その仕事をすることで憂鬱になり、どん底な気分になる仕事だ。

その仕事をしてあなたが不幸になるなら、その仕事はあなたに向いていない。すぐに違う仕事をした方がいい。

自分に合わない仕事していると、やがて健康を害し、不幸がやってくるだろう。だから、動けるうち、健康なうち、違う仕事を選んだ方がいい。健康を害せば、さらに状況が悪くなる。

感想など

偏りというか、極端な話が多かったものの、ところどころ共感できる話があって、面白く読了。

人生のダークサイド、世間のネガティブな人間関係の話、運の話は本音丸出しで読み応えがあり、個人的にはそれなりに楽しく読ませてもらいました。

成功を目指して夢を終えば家族と衝突。自分を理解してくれる人がおらず、一人試行錯誤、人生が上手くいかない雌伏の時期、コツコツと実力を磨く。そして、チャンスが来た時、一気に勝負をかける。

このように著者は成功(経済的に)されたようですが、自分の意志というか、決意を貫き通す根性はスゴイなと思います。

ただ、主張が尖って極端なため、万人にはオススメしかねる本なのも事実。

「お金が稼げれば成功?女にモテれば成功?高級車持てれば成功?お前は何を言っているんだ?」という感じる方は、違う本を探された方がいいかもしれません。

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