久賀谷亮著『脳の再起動(リブート)スイッチ アタマを休め、切り替えに効くマインドフルネス入門』(ナツメ社)の読書感想です。
この本について
流行のマインドフルネスについて、どんな効果があってどんな方法で取り組めばいいのかを、初心者向けに分かりやすく解説している本。
特に興味深いのは、マインドフルネスに取り組むことによって、脳がより健康的に変化していくという考え方。
脳は一度出来上がってしまったらそれで完成してしまうようなものではなく、常に変化していく可塑性を持ったもので、マインドフルネスに取り組むことで、より脳を活発的&健康的に遣うことができるというのが本書の話です。
方法は?
習慣が変われば脳も変わる。その習慣を変える第一歩がマインドフルネス。
やり方としては別に難しいこともなく、ただ、呼吸に関心を向け、意識を今ここに向ける。それだけのシンプルな方法です。
息を吸って吐く。このときひたすら息を吸うこと、息を吐くことに関心を向け、雑念が湧いたら意識をまた呼吸に戻す。
これを継続していくことが大切だそう。
不安との付き合い方
マインドフルネスの効能の一つが不安やストレスの軽減。
本書では、不安の特徴を明らかにした上で(P80~)、どう不安と付き合っていけばいいかが述べられています。
・不安は不安を呼ぶ
・不安は一生付き合う友
・不安はあまのじゃくで気分や
不安に飲み込まれてしまうと冷静さを失い、厄介な状況に陥りやすくなってしまいます。
そこでマインドフルネスを実践。より不安やストレスに強い自分を手に入れることができます。
1日10分。マインドフルネスを始めると、いろいろ人生、変わるかも。