50目前に夢を追った男の生き様。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』を観る

RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]

仕事一筋のやり手ビジネスマン。そんな男が、50を目前に自分の夢を追い求めだす。

中井貴一主演映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010年)の感想です。

あらすじ

筒井肇は大手メーカーに勤めるやり手ビジネスマン。仕事一筋のため、大学生の娘や妻との関係も上手くいっていない。

そんなある日、田舎で暮らす筒井の母が倒れてしまう。娘と母のもとへ向かう筒井だが、そこで彼は、親友の死を知らされる。

母の病気、親友の突然の死にショックを受けた筒井は、自らの会社人生を振り返り、1つの決断を下す・・・。

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感想など(ネタばれあり)

夢が持てない、希望が持てない。そんな現代だからこそ心に響く映画です。

この映画の主人公の筒井(中井貴一)は仕事一筋、バリバリの企業エリート戦士。筒井の奥さん(高島礼子)もお店を開き仕事で大忙し。一人娘の倖(本仮屋ユイカ)だけが、そんな両親の仕事中心の生き方に疑問を感じています。

娘とギクシャクしつつも、ビジネスマンとして邁進する筒井ですが、親友の死をきっかけに、仕事中心の人生を変え直し、自ら会社を退職。鉄道マンとして新たな人生を迎えます。

東京の大会社でエリート社員。出世もしている有能な男が、会社を辞め、夢だった鉄道運転士に挑戦。映画を観る私達に、生きることは何なのか、夢を追うことの意味を問いかけてきます。

「夢」というのがこの映画のキーワードですが、映画を観ていると、夢を求める筒井のほか、夢に挫折した元野球少年、夢が見つからない筒井の娘の倖など、様々な登場人物を通して、「夢」とは何なのか、考えさせられます。

個人的に、夢を叶えること=幸せな人生とは思いませんが、少なくとも、夢に挑戦できた人は、それが実現しようがしまいが、人生に後悔はしないと思います。

人生で後悔することはいつでも、しようと思ってできなかったこと、したいと思っていたのにできなかったことです。

「○○に挑戦したかったが、お金がなくて・・・。」

「本当は今の仕事はしたくない。△△の仕事がしたい。でも、生活のためには、この仕事をするしかない。」

このように、何らかの事情や、人生を変えるリスクのための決断しなかった結果、「挑戦すれば良かった・・・」という後悔につながっていきます。

夢に挑戦してダメだったときは、「もしかしたら」という一切の幻想も消え、現実を受け入れることができます。だからこそ、結果がどうであれ、後悔することはありません。

しない後悔よりする後悔、結果がどうであれ、諦めずに挑戦してみることで、後悔のない人生が送れる。この映画は、そんな勇気を与えてくれます。

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