お金を引き寄せる人は意識が違う。『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』を読む

(文庫)稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? (サンマーク文庫)

高い財布を持つ人は高収入になる?

亀田潤一郎著『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』(サンマーク出版)の読書感想です。

内容について

「儲けてる人は長財布を使ってるよ、こんな感じでお金に対する意識を持っているよ」というマネー本。

著者は税理士として、様々な社長と仕事。そのなかで、儲ける社長、儲からない社長の財布を観察した結果、あることに気がついたそう。それは、「長期的に安定して稼ぎ続けている社長は財布が違う」ということ。

稼ぐ社長の財布は、長財布であり、お札の向きやピン札を準備するなど、「美しい財布」になっているそう。その財布からは、お金に対する意識の高さ、こだわりが伺えるそうで、お金を儲ける人はお金に対する意識が違うということが述べられています。

以下、本書の気になった内容の要約です。

お金の動き=生き方そのもの(P16)

自分の手元に入るお金は、自分の生き方そのもの。お金を使うのは自分自身。だからこそ、お金の出ていく様には、その人の考え方、価値観が反映されていく。

年収200倍の法則(P21)

財布の購入価格×200倍=自分の年収という法則(?)がある。人の年収はその人が使っている財布の値段を見ることで、大体予想できる。

良い財布を買うことは、お金に対する気遣いであり、お金を大事に扱う人というのは、人やモノも大事にする。結果、巡り巡って、お金も儲かる。

安さでモノを買わない(P40)

お金がたまる人は、値段ではなく欲しいから買う。無意味に値引きを要求したり、けちな行為はしない。

お金が貯まる人、貯らない人の違い(P49)

お金が貯まるか貯まらないか、その違いはお金の使い方をコントロールできるかどうか。お金が貯まる人は、何にお金を使うのか、きちんとコントロールし、感情的にお金を浪費することはしない。

お金には3つの使い道がある(P81)

お金には、消費、投資、浪費、3つの使い方がある。モノを対等に交換するためにお金を使う消費、将来的にプラスが見込める投資、そしてお金を使うだけムダにする浪費。

お金を財布から取り出すときは、自分が消費か投資か浪費しようとしているのか、冷静に考える。

買い物で損をしないために(P97)

趣味などでモノを買うとき、売った時に購入金額の7割で売れるものを買う。換金できるモノは、万が一のとき役に立ってくれる。

お金は使い道が重要(P101)

収入は自分で100%コントロールできるわけではないが、支出は100%コントロールできる。だからこそ、お金をどう使うかが重要。

お金の亡者になってはいけない(P113)

お金を何のために持つのか。いくら貯めこんでも、お金は墓まで持ってはいけない。大切なことは、お金を使うことの意味を理解し、その価値を理解しておくこと。お金を貯めこむだけのお金の亡者になってはいけない。

お金は汗水たらしても儲からない(P122)

お金はまじめに働いてもたまってはいかない。自分で意識してお金を貯め、何にお金を使うか、きちんと意識する。

三方よしが一番(P127)

売り手よし、買い手よし、世間よし。この三方、みんなが満足できる商売が一番。自分だけの利益を求める活動は、世間や買い手からすれば害悪。「オレだけ得したい」という考えはダメ。

感想など

財布云々の話しというより、「お金に対する意識を高めよう」と喚起している本。

この本に書かれている「買った財布の金額×200倍=自分の年収」などの法則は眉唾ですが、ポイントは、お金に対する意識を持つことだと思います。

財布を大事にする人はお金を大事にする、だからお金をたくさん稼ぐ人が多いということで、長財布云々は重要な問題ではなくて、お金に対する意識の大切さが重要な問題。

高い財布を持つから収入が増えるのではなく、お金に対する意識を変えていくことが大切なのかもしれません。

しかし、財布を変えただけで年収が増えたら、それは最高です。私も「高い長財布を買ってみようかな」と少しだけ邪神をいだいた本でした。

本の購入はこちら