『人生の〈逃げ場〉』の読書感想 – 会社人生で「つんだ」ときの考え方

人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ (朝日新書)

「ここしかない」より「あそこもある」の生き方へ。

上田紀行著『人生の〈逃げ場〉会社だけの生活に行き詰まっている人へ』の読書感想です。

この本について

平凡に会社勤めができればそこそこ幸せな人生を遅れる、そんな「会社一神教」の生き方を見直す本。

会社に勤めて定年まで働く、そんな生き方ができない時代、環境や状況に応じて、ときに「逃げ」の一手を打つことも大切。

今の環境に執着して自分を追い込まないために、知っておきたい考え方が学べる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

男にとって会社は共同体だった(P17)

高度経済成長時代、会社に雇われてお金を得るというのが一般的な働き方となり、会社に勤めてお金を稼ぐことが男の役割となった。

そして、会社は男にとっての「縁」となり、男にとっての共同体となった。

原因は成果主義?(P24)

年功序列、会社の社員同士が運命共同体意識を共有していた時代は成果主義の導入とともに終わる。

成果主義の導入により、社員同士がライバル同士となり、誰かのミスは自分の得となる状況になった。

結果、社員同士助けあうことがなくなり、社員同士の一体感が失われた。

逃げることは悪くない(P84)

人は環境と関係性の生き物。場所、人間関係を変えることで、人生をやりなおすことができる。

今の環境がストレスフルで、心や体をボロボロしてしまうようであるなら、思い切って「逃げて」もいい。

精神的に追い込まれてしまうようなら、そんな場所からはガン逃げしていい。

弱者を否定すること(P145)

自己の弱さに不寛容な人は他人の弱さが許せない

自分の弱さを受け入れられないからこそ、自分と同じような弱さを持つ人に苛立ち、攻撃する。

苦しみの原因は自分のなかにある?(P173)

執着やこだわりが苦しみの原因となることがある。

人生には因果があり、今の状況を招いている因を明らかにすることで、問題の根に対処できる。

感想など

一つの道にこだわり過ぎず、他の選択肢に目を向けてみることの大切さが学べる本。

会社一辺倒、「人生でつんだ・・・」となってしまう原因は、会社一筋、他の選択肢を想像できないからで、実際は会社勤め以外にも生き方はたくさんあって、人生は考え方次第。

苦しいときは、「これしかない・・・」と視野が狭くなってしまいがちですが、「これしかない」という執着を捨て、「これを失うかもしれないが、あれもある」と考え方を変えることで、新しい道が生まれます。

人生でつんだときは考え方を変えて、新しい選択肢を見出す時。

ダメなときは、こだわりや執着を捨て、環境を変えてみることが大切なのかもしれません。

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