確かに、こんな風に気ままに暮らせたらいい。『ノマドライフ』を読む

ノマドライフ 好きな場所に住んで、自由に働くために、やっておくべきこと

住む場所は自由。働き方も自由。そんな暮らしは実現できるか。

本田直之著『ノマドライフ 好きな場所に住んで、自由に働くために、やっておくべきこと』(朝日新聞出版)の読書感想です。

内容について

近年新しい働き方として注目されるノマドライフについての基本的な考え方を学べる本です。

ノマドとは遊牧民のことで、遊牧民のように、1つの場所に定住せず、オフィスを持たず、フリーランスとして生計を立てる人々を、ノマドワーカーと言うそうです。

今では、オンラインビジネスも発展、ネットを通じて仕事の発注&受注もできる便利な時代になりましたが、このような背景からか、ノマドワーカーを目指す人が増えているそうです。

以下、本書の気になった内容の要約です。

ノマドライフについて(P6)

世界中、どこにいても収入が得られるビジネスを持ち、いろんな場所で暮らすことで、それが仕事の刺激になる生活のこと。

ノマドライフの根本(P9)

ノマドライフはウェブとモバイル環境を持つことが第一歩。

ネット環境があり、ネットを通じて仕事ができれば、働く場所、暮らす場所にとらわれる必要はない。

今は新しい人生モデルが必要(P20)

「良い会社に勤め、給料をもらい、ローンで家を買う」というような考え方は、もはや昔のもの。

今の時代、いつリストラされるかわからないし、ローンを背負って家を買うような行動はリスクが高い。

状況は変わっているのだから、考え方を変えて、新しいライフスタイルを模索すべき。

もたざるものの強み(P24)

家を持てば土地に縛られる。モノをたくさん持てば、その管理に追われる。

何もない、身軽なことは自由への道。何も持っていないということは、何かに依存していないということ。

ノマドライフはビジネスありき(P38)

ノマドライフは誰にでも実現できるが、今すぐ気まぐれで始められるものではない。

まずはどこでも出来る、ビジネスを作り、試行錯誤し、実績を作っていくような準備と下積みが必要。

会社員であるなら会社を辞める必要はない(P52)

ノマドワーカーにあこがれている人で会社勤めしている人は、無理に会社を辞める必要はない。

人生のリスクは、収入源が1つしかないことがリスクなのだから、会社勤めしているのであれば、会社から給与をもらいつつ、試行錯誤すればいい。

一つの仕事にこだわらず、あれこれと試行錯誤し、仕事になりそうなものを見つけておく。

仕事しながら遊んでいい(P78)

仕事を楽しめるのがノマドライフの強み。

人からやらされることではなく、自分のためにする仕事は素晴らしい。ノマドワーカーを目指すなら、仕事が楽しめること、好きなことを中心にすべし。

ノマドライフは心の問題(P93)

人の行動を縛るのは、自身の思い込みや先入観。ノマドライフはお金や実力とは関係なく、自身の選択と決意。

感想など

どこにも所属せず、暮らしたい土地に暮らし、したいこと中心に生活を送る。仕事もネットを通じて行うので、勤務する必要もなし。

これがノマドライフですが、このように文章してみると、なんと素晴らしい生活なのかとワクワクします。

確かに、今ならどこかの会社に通わなくても、ネットを活用することで、いろんな場所から仕事をすることができます。

実際私も、会社に所属せず、ネットを活用して仕事しているので、ノマドワーカーとして生計を立てることは現実的に可能です。

ただ、ありきたりの書き方になりますが、自由には代償が伴います。自由であるということは、すべての結果に対して、自分で責任を取る必要があるということを意味します。

仕事で困っても自分の責任。収入が下がっても自分の責任。その代償として、自分のペースで働き、好きなことをして生活ができます。

何より、ノマドライフを送ろうと、どこかへ引っ越そうにも、家を借りるのに苦労があります。

賃貸契約において、フリーランスは信用の問題があります。)

この本では、どちらかというと、ノマドワーカーのポジティブな面にのみ焦点を当てているように思いますが、実際は、良い面と悪い面、両方があります。

ノマドワーカーとして自分一人で仕事をするのが向いている人もいるでしょうし、どこかの会社に所属して、規則正しい暮らしをするのが好きな人もいます。

それぞれメリット&デメリット、自分に合うか合わないか、冷静に考えた上で、理想の人生を模索したいものです。

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