2018年4月26日、新シナリオのDLC配信にともない『信長の野望・大志』にアップデートが実施。
ver1.07→ver1.08にバージョンアップということで、早速ダウンロード。プレイして、何が変わったのかをチェック。
「一体何がどう変わった?」
という方は、参考にしてみてください。
新「志」の追加
まずわかりやすい変化が新しい志の追加。
追加されたのが上杉謙信の父親である長尾為景の「謀戦」(ぼうせん)。
系統的には最上義光や明智光秀と同じ。合戦で忠誠が低い武将の士気が下がるのが特徴。
そのほか、
・大名が出陣すると士気が上昇
・方策実行に必要な施策力が下がる
・拠点の米収入上昇
など、実用的な効果が満載。
特に、方策実行に必要な施策力が下がる効果はマジで便利。序盤から、どんどん方策を埋めていくことができ、国力の強化が容易です。
デメリットとしては一揆が発生しやすいのと、決戦に負けると家臣の忠誠が下がるの2つですが、プレイヤーが操作する上ではほぼデメリットなし。
決戦に負けることはそうないし、なにより、一揆が起こっても「それがどうした?」という話。全体的に使い勝手が良い効果が多い印象です。
一方、ライバルの武田信虎。
こちらも「天道照覧」(てんどうしょうらん)という新しい志が追加。
チェックしてみましたが、効果としては、
1・劣勢兵数で戦うと部隊の攻撃力アップ
2・領外決戦で部隊の防御力アップ
3・婚姻同盟勢力が実行済みの方策に必要な施策力ダウン
4・勢力の民忠ダウン(デメリット)
5・親善効果上昇
6・領内の商圏の収入アップ
7・朝廷の来訪度アップ
8・宣戦で他勢力参戦率低下(デメリット)
という具合、可もなく不可もなく。
新しい志の追加は嬉しいですが、それなら北条氏綱とか、尼子経久とかも、きちんと追加してほしいなぁー。
ちなみに、謙信の志も一部変わって、幕府の役職の効果が、「敵に塩を送る」という効果に変更され、領外の商圏の収入アップという効果に変わっています。
謙信の場合は、他大名を従属させやすいので、この変更は、多少の上方修正になっています。
ポイントは乞食外交の廃止
次に注目したいのが、外交。
『大志』をプレイする上で一番の悩みの種は兵糧。出陣すればすぐ米が減り、何も出来なくなるのが今作の仕様。
それを解決するための方法が乞食外交。
外交で他勢力の心証を上げて米を要求すると、同盟までしてもらえるというエクセレントな仕様で、
他勢力に親善→同盟できる60まで心証が上がったら米要求→米ゲット→出陣
というのが序盤の定番の攻略法でした。
ところが、今回のアップデートでクレクレ外交が不可に。米を要求すると、普通に別の対価を要求されるようになりました。
このため、同盟するならきちんと同盟を要求しなければいけなくなり、序盤の米の問題が、かなり厳しくなりました。
今回のアップデートで目に見えて変わったのはそれくらいで、相変わらず、AIの講話はおバカちゃん。
滅亡寸前の勢力が無条件講話を要求してきたり、ここらへんの不自然さは以前と全く変わっていません。
今後の調整に期待したいところです。
北条家の野望は終わったか
それと、前々から気になっていたのが敵CPの異常な領土拡張速度。
特に北条家。
今回、1577年のシナリオをチェックしてみましたが、開始2年ほど北条は動かず。ほんとうに気持ち、「多少は遅くなったか?」という印象。
でも、1582年には普通に蘆名家を滅亡させて伊達家とタイマン状態まで領土を拡張しているので、もしかしたら気のせいかも。
ただ、1534年の新シナリオをプレイしてみると、北条にしろ今川にしろ南部にしろ、全般的にCPU大名の動きが以前よりも遅くなっています。
その他気づいた点としては、上杉謙信が北条家に対してより積極的に宣戦布告して領土を広げるようになっています。
もしかすると、前よりは多少、調整が入っているのかもしれません。
まとめると今回も調整アップデート
以上が目に見える変更点ですが、そのほか気づいた点としては地震。
今まで問題だった地震に関して、多少被害が柔らかくなっています。とはいえ、それでも被害は大きいし、頻度も多い。
こんな要素は正直別に面白くもなんともないので、PKでは完全オフ機能が欲しいところ。
プレイした印象、気づいたのはこれくらい。
肝心の決戦については、まだまだおかしなところがたくさんあります。
相変わらず雨は多すぎるし、敵のせこい挙動は相変わらず。こちらの騎馬隊が潰走状態の敵の歩兵においつけないという意味不明な仕様も残っています。
あと一つ言うならば、1534年の鉄砲伝来前に普通に鉄砲が使えるというのもまた、斬新です。
ということで、今回は新シナリオ登場にあわせた調整といったアップデートの模様。
根本的な仕様の変更等は一切ないので、次あるかもしれない調略アップデート追加を待ちたいところです。
追記
1534年の「信長誕生」で長尾為景でVer1.08をクリアしてみました。
気づいたのは、全般的に敵CPUの動きが遅くなっていること。それと序盤の兵糧問題が厳しいことです。
ゲームのバランス的には、以前よりも確実に調整され、プレイしやすい内容になっています。
相変わらず、CPU大名のゾンビアタックや災害発生頻度の多さなど、問題点は多々ありますが、ゲームとしては確実に面白くなっています。