『あなたの脳のしつけ方』の読書感想 – 自分の力を最大限に引き出すために

あなたの脳のしつけ方

これが自分の脳の力を引き出すコツ。

中野信子著『あなたの脳のしつけ方』(青春出版社)の読書感想です。

この本について

脳科学的な視点(?)の自己啓発本。

やる気を引き出すためにはどうすればいいか、仕事や人生で結果を出すにはどうすればいいか、脳のパフォーマンスを引き出して現実をより良くするためのヒントが満載の内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに、脳をしつけること(P5)

脳をしつけること、よりよいパフォーマンスを発揮する脳の生かし方を身につけることで、仕事、人間関係など、人生の様々な部分で、より良い結果が得られる。

「こうしたら自分の脳は上手く働く!」というコツを、身につけておいて損はない。

作業は中途半端なところでやめる(P25)

作業をやめるときはあえて中途半端な段階でやめる。そうすることで、ツァイガルニク効果によって、先が気になるようになり、作業を再会してもガンガン集中できる。

ツァイガルニク効果とは

やり切ったことより、達成できていない未完成のことに強い印象が残る現象のこと。

直感と計算について(P89)

一般的に、物事を判断するときは、客観的な状況、情報を比較検討して計算で決めるが、どうしても決められないこと、「なんとなく」気になることは直感に頼ってもいい。

直感や計算、どちらか一方に偏るのではなく、時と場合によって、適切な方法で意思決定をしていくことが大切。

遊びまくりのDQN男がモテる理由(P104)

モテ市場では、真面目で誠実な男より、嘘つきで無責任、女の体目当てで遊びまくるDQN男はモテる。その理由は「遺伝子拡散」という視点から説明できる。

人が恋愛する目的は自分の遺伝子を次世代に伝え、自分のDNAをこの世に残していくこと。

DQN男はいろんな女に手を出し、その遺伝子をばらまこうとする。DQN男によって妊娠させられた女はDQN男の遺伝子を引き継いだ子どもを産む。

子どもはDQN男の繁殖本能を引き継ぎ、やがていろんな相手に手を出すようになる。結果的に、DQN男に遊ばれ出産した女も、子どもを通じて自分の遺伝子を持つ子孫を増やすことができる。

例)

女に手を出しまくるDQN男が女を妊娠させる→女がDQN男の子どもを妊娠させる→その子どもも遺伝子拡散作用を頑張る人間になる→父親のDQN男のように、いろんな女に手を出すようになる→以下ループ

まずコピーせよ(P141)

革新的なアイディアはゼロからは生まれない。全ては模倣、コピーから始まる。新しい発想を身につけるために、既存のアイディアをコピーし学ぶ。それが結果的に、独創性へつながる。

努力できるのも才能の一つ(P153)

世の中、努力することの大切が説かれているが、実は、努力ができるできないも、実は才能の一つ。

努力できるのも生まれつきの才能であって、なかには努力できない人もいる。それは脳の構造的な問題などに原因があって、努力しようとしても頑張れない。

実は、努力ができることも生まれつきの才能によるところが大きく、勉強にしろ芸術にしろ、努力できることは生まれ持った才能。

努力する価値があるもの(P159)

物事には努力が結果に直結するもののと、努力が結果につながりにくいものがある。

・努力が結果につながりやすいもの

→語学、楽器、受験勉強など

・努力が結果につながりにくいもの

→背の高さや顔、運動能力、身体的特徴全般

このことを踏まえると、何を頑張って頑張らないか、冷静に考える必要がある。そうでないと、頑張っても努力が報われず、ムダに時間を浪費することになる。

「面倒くさい」は大切な感覚(P169)

やっていて面倒くさいこと、だるいと感じる感覚は大切にする。

面倒くさいと感じることは自分に向いていないことを判別するサイン。努力していても「面倒くさい」と感じることは、自分には向いていないことなのかもしれない。

運について(P194)

運がいい=勝ち癖がついている状態で、運が悪い=負け癖がついている状態。運は連鎖するので、良いときには良いことが起こりやすく、悪いときは悪いことが連鎖しやすい。

運を良くし、勝ち癖、良い状態を連鎖させていくために、良い習慣、プラスな気持ちになるようなちょっとしたことを続けていく。

自分が参加を決めたゲームは絶対に降りない(P219)

どうみても興味がないこと、向いていないことは頑張る必要はないが、自分が一度「これだ!」と決めたことは、何としてもそれにしがみつき、やり切る。

逆風が吹こうが問題が起ころうが、諦めてはいけない。自分が決めたことは最後までやる。決意したことをやりとおす。

感想など

脳科学というと大げさですが、日常で意識したいこと、努力や運についての考え方など、いろんな発見があった本。

特に印象的だったのは努力についての話。

「頑張ること、努力ができることも実は生まれつきの才能で、何を頑張れて何を頑張れないか、生まれで決っている」

という話ですが、それを適正とか才能とか、そういう言葉で考えると、「そうかもなぁ~」と思うのが正直なところ。

人はそれぞれ生まれ持ったものがある、だからこそ、その生まれ持ったものを最大限発揮できるようにする。そのことが大切なのかもしれませんね。

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