『「気遣い」のキホン』の読書感想 – ちょっとした気の遣い方、それによって

仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン

仕事するなら気が利く人と。

三上ナナエ著『「気遣い」のキホン』(すばる舎)の読書感想です。

この本について

「気の遣い方」をテーマにしたビジネス本。

著者は元ANAのキャビンアテンダントで、4500回のフライトを経験。その接客から学んだ、気遣いの極意を学ぶことができます。

以下、本書の読書メモです。

はじめに、気遣いとは(P22)

気遣いとは、相手の気持ちを想像して、思いを伝えること。自分本位ではなく、相手の立場、気持ちに応じた対応をすること。

仕事ができるだけでは不十分(P25)

仕事は人間関係のなかで成り立っている。だからこそ人への配慮、気遣いが必要。

仕事ができたとしても、人の気持ちが分からない人、自分本位で行動する人は、評価されない。

気遣いできない人は放置プレイされる(P46)

気が利かないことをわざわざ指摘してくれる人は少ない。「この人は気が利かない人だ」と思われたら、そのまま放置プレイされてしまい、気が利かないことに自分で気がつけない。

誰にも注意されないことはある意味怖いこと。我が身の振る舞いを振り返って、適切に気遣いできているか、自分で自分をチェックする。

「話しかけやすい人」を目指す(P53)

人間関係が生まれるきっかけは挨拶などの会話から。挨拶で距離が近くなると、人間関係にも良い影響がある。

気さくな人、明るい人、話しかけやすい人など、こんなイメージがあると、人間関係が上手くいき、何かあったときも、周囲に助けてもらいやすい。

雑談はここに注意(P66)

雑談の基本は相手の話を聞くこと。人は話を聞いてもらうことで、「尊重されている」という感覚を持ちやすい。

とはいえ、ずっと話を聞きっぱなしでは難しいので、適度に自分から話題を振る。そのときの話題は、相手に関係すること、相手にとって意味のある話、食いついてくる話を選ぶ。

人の話を聞くとき(P78)

人の話を聞くときは、相手にとって「きちんと話を聞いてくれているな」と感じてもらえることが大切。

たとえきちんと話を聞いていたとしても、人からすれば、「この人、私の話をちゃんと聞いてないんじゃない?」と思われるようではダメ。

人の話を聞くときは、相手の顔を見て、うなづき、相づちを打って、「私はあなたの話をきちんと聞いています」という態度を示すこと。

何か相談したら(P98)

人に何かを相談して相談に乗ってもらったあとは、結果報告を必ず行なう。そのさいは、「○○さんのおかげで」という言葉を忘れずに。

外見で損しないために(P119)

人は見た目では判断できない、しかし多くの人が人を見た目で判断している

ビジネスシーンでは、「身だしなみがきちんとしている=仕事ができる」という印象をもたれやすい。

最低限、服装、清潔感はきちんとして、見た目でマイナス評価されない工夫をする。

声のボリュームを工夫する(P129)

声が小さい=元気がない、軽い、といった、ネガティブな印象をもたれる恐れあり。話すときはお腹から声を出す。

大きな声は自信につながりやすい。人と接していて緊張しやすい人は、自分の声の大きさに意識を向け、意識的に大きな声で話してみる。

身近な人を気を遣う(P160)

普段一緒にいる人、付き合いの長い人には、どうしても気遣いが雑になりがち。

しかし、大切な人間関係、身近な人間関係こそ、本当に大切にしたい。きちんと気遣いを忘れず、親しい人ほど気を遣う。

社交辞令は使わない(P170)

気遣いできる人は、本当に食事をしたい人以外には、「今度ご飯でも行きましょう」など、軽々しく社交辞令の言葉は使わない。

信頼は日々の行動の積み重ね。

仕事ができる人は、小さな約束でもきちんと守る。気遣い、口だけでない行動によって、人からの信頼をつかんでいる。

社交辞令ばかり言っていると、「この人はそういう人」というキャラ認定されやすいので注意。

感想など

仕事も何でも、結局は人と人とのこと。

そのなか、気持ち良く仕事ができるかどうかは気遣いにかかっている、そのことが分かる本。

友人関係にしても仕事にしても、何事も人と人とのこと。

自分のことだけ考えていても上手くいきませんし、最低限の「人の目」を意識しないと、想定外のトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

でも、気遣いをして周囲の人間関係が良くなれば、居心地も仕事のしやすさも段違いに。人間関係で損しないため、最低限、人に配慮するための気遣いは心得たいものです。

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