【ネタバレあり】『仁王2』を2周クリアした感想

トップイメージ

高火力ワンパン即死。集団リンチ。死角からの狙撃。落下死。

理不尽な落命によって幾度も顔真っ赤になりつつ、ようやく『仁王2』をクリア。このページではプレイした感想等をネタバレなしに書いています。

ネタバレが気になる方はご注意を。

全般的な感想など

まず結論から。理不尽な死亡は多いものの、ゲームとして熱中して楽しむことができた作品でした。

ストーリーはまさに秀吉の成功物語。

秀吉1

秀吉の人生をなぞりつつ、秀吉のダークサイドが物語のカギに。

秀吉2

終盤の醍醐の花見のマップは本当に素晴らしい!

醍醐の花見のマップ

秀吉を看取るシーンは「感動した!」としか言いようがありません。

感動のシーン

名もない農民から成り上がり、全てを手に入れた天下人へ。

しかし「露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」と最期にこの句を詠んだ秀吉がいかなる心中だったか?ほんとうに、人生は儚いものなのかもしれません。

あと関係ないですが、お市の方がめちゃタイプ笑。

お市の方

自キャラのカスタマイズの品質の高さもそうですが、登場するキャラの造形はとても美的で上品です。

難易度について

あくまで個人的な感覚ですが、本作は非常に難易度の設定が惜しいです。

なぜかというと、結局最初の覚醒編が一番難しく、難易度的には序盤が一番きつく、終盤に進むにつれ攻略そのものは楽になるからです(理由は後述)。

『仁王2』の序盤クリア感想でも書きましたが、結局ゲームをクリアするまで死にまくったのは序盤の2つのボスだけ。

確かに難しいボスもいて、本願寺のマップで戦うでかいボスや柴田勝家、そしてこの城のギミックボス?で5回ほど死にました。

面倒なボス

が、それでも序盤の馬ボスに20回ほど。その次の煙々羅で30回ほど死んだことに比べれば遥かに楽。

その理由はキャラの成長(強化)。ストーリーを進めればスキルや装備が充実して、キャラを普通に操作できるようになるからです。

結局序盤は、装備弱いスキル揃ってないキャラが弱すぎる(主に気力とスキル不足)から難易度が上がっているだけで、装備とかスキルが揃ってくれば、問題なく倒せます。

この点、序盤の難易度は『仁王2』の良さを味わう機会を毀損しているのがもったいない。

道中の難易度設定は雑ですが、全般的にボス戦に関してはしっかり作られていて、戦っていて楽しいボスが多かったのが正直な話。

ラスボスもほんとうにいいボスで、戦っていて理不尽感はなく、装備&レベルを強化すれば熱い戦いができます。

一部のギミックボスをのぞき、装備が揃えば大抵のボスを瞬殺できるようになります。

問題は道中&サブミッション

『仁王2』のメインミッションはとても良く練られています。

マップは広くて探索のしがいがあるし、ボスも理不尽さを感じるアクションはそれほど多くはありません。

問題は道中の難易度設定のワンパターンさ。

だいたいが、強いモブに遠距離狙撃手を配置or集団リンチというパターンで、ザコ敵がリンクして反応するようになっています。

なので、一人コツコツとソロでプレイするよりも、義人塚やオンラインで仲間を呼ぶ前提で作られている気がします。

サブミッションもクオリティに差がありすぎます。特にこれ。

だめなミッション

「狭い道に強いモブを置いとけばいいだろ!」

「ワンパン即死させればいいだろ!」

「落下死させればいいだろ!」

的な感じで、雑な難易度調整が随所に登場します。

一番問題に感じるのは、敵のスーパーアーマー。斧の強攻撃で殴っても敵は怯まず、こちらが攻撃中に突如つかみ攻撃→即死という、ゲームの仕様そのものにおかしさを感じる場面もしばしば。

中モブだけでなく小さいモブも怯まずつかみを発動してくることがあるので、敵のスーパーアーマーの仕様そのものがおかしいとしか言いようがありません。

あと、『2』では『1』に比べて落下死することは減りましたが、「えっ、そこに落下ポイントがあるのですか?」というようないやらしい場所に落下死ポイントが追加されています。

落下死

とはいえ、全般的な攻略においては、前作より多少マイルドにはなっている気もします。

実質無敵のお供とプレイするミッションも増加。

NPCと同行

リンチ系ミッションではお供をデコイにして戦える場面が増えたので、前作よりは楽にはなっている感じがします。

NPCと同行2

それと義人塚の助っ人も呼べるのなら呼んだ方が楽です。デコイがあるだけで、難易度がぐっと楽になります。それでも、死亡したときに納得できない場面は多数ありますが。

その他良かった点

本作のマイナス点は1にも2にも難易度。

「難しさ」という面で洗練された何かを感じる機会は少ないですが、そのほかの点については本当にかゆいところに手が届く感じで、こだわりが感じられます。

前作から続投している形写しとか、個人的にはすごい好き。

装備替え

『仁王2』では茶器収集も登場。地味に重要です。

茶器

基本的に、前作をブラッシュアップさせた印象が強い本作ですが、難易度以外の面に関しては、随所にこだわりを感じることができます。

攻略について一言

攻略に関してはいろいろな装備がありますが、個人的には重装+斧が強いと感じました。

まず装備を重装に変えるだけで、2発死亡→3発~5発死亡と、生存率がアップします。なので、自分は剛ガン振りで、防御力を優先しました。

そして、攻撃は斧。これが本当に強い。後出しを意識して、上段で殴っているだけで強い火力が出ます。なので、ステ振りとしては、剛優先、次に武と心に振っています。

弥助の装備(漆黒シリーズ)もしくは楯無シリーズを4つ装備させて重量を70をきる感じで調整できれば強いです。

一周目で5つ全て装備させるのはきついので4つでOKです。

陰陽術は回復と防御強化+敵の防御弱体だけ使っています。

まとめ

一周クリアして思ったのは、難易度のバランス以外、キャラ強化やアクションについて楽しむことができます。

マップの道中は難易度の上げ方がワンパターンで飽きてきますが、ボス戦等に関しては、自分の腕の上達を楽しむことができます。

相変わらず理不尽な死亡は多発しますが、『1』よりマシにはなっている気はします。

ただ序盤の難易度が難しすぎるので、初めて『仁王』シリーズをプレイする方はゲームの面白さを感じる前に挫折してしまうかもしれません。その点、損しているゲームだと思います。

秀吉の成功を追いかける形で戦国の世界で自分が作ったキャラを成長させ、多彩なアクションを楽しむ。その点は唯一無二のゲームです。

この点、死にまくっても心が折れない方はきっと、本作で充実した時間を過ごすことができるでしょう。

ということでいざ2周目。まだまだ戦国の物語は続きます。

追記

2周目に突入し修行関連以外のミッションをすべてクリア。

緑装備を集めて重装(弥助)+大太刀or斧+陰陽術の防御力アップと敵を殴ったらHP回復でゴリ押し。

装備

結局このゲームはプレイヤースキル云々以上に装備が重要である、ということを強く実感することができました。

ちなみにどこのマップかは忘れましたが、前作でも重要装備だった揃え効果を発動するための必要数が一つ減るアイテムを入手。

装備2

小物も打ち直しできる点は、自分の意識した装備を作成しやすくなっている感じです。

個人的に気になること

とはいえ、迷っているのがDLC以降の新規難易度の追加。

正直2周目の段階で数の暴力(敵がリンクしておりリンチにやって来ます)や、強い敵+遠距離狙撃手のコンビネーションはお腹いっぱい。

特にどこも強いモブ+遠距離兵の配置が多過ぎで、2周目の段階でも160装備の防具をつけ、遠距離ダメカット20%くらい対策をしていても遠距離で結構HPを削られます。

特に終盤のマップで登場する鬼の大筒攻撃でHPを半分持ってかれます。なので今後は前作同様、雑魚兵の鉄砲や弓にかすっただけで瀕死になるバランスになるのはほぼ確実。

今作は特に遠距離兵が多すぎて妖怪とタイマン中は必ず狙撃手から横槍を入れられます。なので今後DLCで新しい難易度が追加されてもますますストレスがたまる落命パターンが増えると予想しています。

本作における難易度はどんな形であれプレイヤーが死にさえすればいい、という感じで昔の『ダークソウル2』を思い出させます。

おそらくアップデートで調整は入るかもしれませんが(Ver1.07でマイルドになった気がします)、問題は本作が提示する「難しさ」という概念を楽しめるかどうか。そこが個人的には確信を持てません。

確かに装備を強化していくプロセスは面白いのですが、敵のスパアマや遠距離攻撃のスピード、深慮のない落下死ポイントなど、不必要にプレイヤーにストレスを与える仕様になっています。

ついでに言うと、当たり判定も不自然。敵の攻撃はガバガバで「それは当たってないですよね」という距離でダメージを受け、敵の攻撃だけ障害物を貫通してこちらにダメージを与えてきます。

しかしこちらの攻撃は「それ当たってますよね」という攻撃が当たらず、「無敵時間長すぎですよ」という状況が多数発生。難易度の上昇につれ、それがストレスになってきます。

なので今後の「難易度」の上昇を見込むと、個人的にはゲームプレイという体験を「楽しむ」のであれば現時点では今後追加される難易度を楽しめる確信が持てない、という印象です。

前作同様、最終的には火力重視で敵を瞬殺していくビルドが攻略の最適解になるでしょう。そうしないと数の暴力でこちらが瞬殺されるので。

クリアできるできない、という意味では『仁王2』は難しいゲームではありません。装備さえそろえれば何とかなります。助っ人も呼べます。ただ先に述べた理由で、難しいというよりストレスがたまります。

面白いゲームであることは確かなのに、難易度調整の面で本当に損してる、と感じます。

追記2

170装備集めやオンラインでの協力プレイを経験。助人でプレイしていると、マップはほどよいバランスでプレイでき、ボス戦は「逆リンチ」ゲーになることを発見。

ソロプレイだといろいろストレスを感じるものの、マルチだと逆にこちらが一方的に有利になります。なので死ぬとしたら落下死くらいになります。

体感的に道中に登場する敵の集団リンチも、マルチでプレイしているとちょうど良い感じのバランスになっています。

購入を検討している方へ

ということで最後に本作の購入を検討している新規の方には次のような状況に納得できるかどうかをご確認に上、購入を検討することをおすすめします。

・完全ソロプレイはややハードルが高い。ザコ敵に数発殴られて死亡、装備によってはワンパンされる場面もあり。

アップデートで敵の火力が調整され、一部の敵をのぞいて難易度が調整され遊びやすくなったように感じます。

・集団リンチはもちろん、強モブには遠距離狙撃手がセット。

・「序盤」のボス戦が鬼門。進めば進むほど(一部のボスをのぞいて)かんたんになる。

重要な点として、『仁王2』は「死にゲー」と言われますが、オリジナルのソウルシリーズとは「難しさ」で、達成感を感じる難しさとは違います。

ソロでプレイする限りにおいては本作は特別な哲学なしに「死ねば面白いでしょう?」と考えられているのを節々に感じます。

ただし装備が揃えば無双ゲーのように敵を瞬殺できるようになります。加え、マルチで助っ人を呼べばボス戦は逆リンチ状態になります。この点、RPG要素が強いゲームです。

難易度調整に関してはストレスがたまる場面が多いですが、キャラ育成や戦国時代の雰囲気、システム面など、ゲームプレイの難易度設計以外はとても丁寧に作られているゲームです。

一周二周クリアする程度なら抜け道はたくさんあります。戦国時代の雰囲気を仮想体験したい方には、そうした要素が戦国らしさを感じさせてくれるでしょう。

面白いゲームなのは間違いない、ということでこの記事を〆たいと思います。