大切なのは話し方>>>>内容。
百田尚樹著『雑談力』(PHP新書)の読書感想です。
この本について
「この人の話は面白いなぁ」と思われるための話し方本。雑談で人を楽しませ、楽しく過ごすにはどうすればいいか、雑談力の極意をこの本で。
以下、本書の読書メモです。
定番は起承転結(P20)
面白い話をするには、頭の中で話の筋道を考えることがまず最初。起承転結で話の流れを考え、きちんとオチを作る。
売れる作家はココがすごい(P24)
つかみがつまらない作家に面白い小説は書けない。
売れる小説、人の心をつかむ小説は、出だしから読者の心をつかむ。この意味で、つかみの能力=物語を作る能力。
話のストックを持つ(P69)
話が面白い人になるためには、普段からいろんなネタをストックしておくことが大切。
本、新聞、テレビ、ネット、人の話、「面白いな」と思ったことはそれを覚える気持ちで、どんどんネタを貯めていく。
成功について(P77)
大きな成功をつかむには、人生のどこかで、リスクを犯して勝負にでなければいけない。
小さな成功なら、それほど危険を犯さずともつかめるが、大きい成功をつかみたいなら、安全思考ではダメ。
雑談NGの話題(P88)
雑談にはしない方がいいものがある。シモネタ、政治、株、宗教、これらの話題は、雑談では避けたほうが良い。
これだけはやめておけ(P107)
雑談で最大のタブーは、自分の自慢話を延々と語ること。聞いている身に立ってみると、人の自慢話ほど下らないものはない。
雑談は人を楽しませるためにするもの。その気持を忘れてはいけない。
感想など
会話はどうするとか、話題はここに注意するとか、楽しく雑談するためのいろんなネタが詰まった本。
やっぱり話が面白い人は魅力的だし、新しく知り合った人と気軽に雑談できるスキルがあれば、世界も広がって、人生が豊かになります。
まぁコミュニケーションは話し手と聞き手がいて成り立つものなので、自分だけがペラペラしていても仕方ないかもしれませんが、多少の話の心得があるのはいいこと。
「ちょいと話術を磨いて、人を喜ばせたいな」と思ったときはこの本で雑談力アップ!