『海賊とよばれた男』の読書感想 – 為さんとすることが正しいと信じるならば

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海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

男の人生に必要なものは、「何がなんでもやり遂げる!」という強い意志。

百田尚樹著『海賊とよばれた男』(講談社文庫)の読書感想です。

この本について

『永遠の0』『影法師』などでお馴染みの百田尚樹さんの歴史小説。

この小説では、出光興産創業者の出光佐三をモデルとした国岡鐡造という男の一生と、鐡造が興した国岡商店(出光興産)が大企業にまで成長する過程が描かれています。

上巻は鐵造が戦前に国岡商会を立ち上げて敗戦によって築きあげたものを失うまで、下巻は日本の復興とともに鐵造が石油ビジネスに挑戦、民族系石油会社として確固たる地位を得るまでの戦いの日々が描かれています。

感想など

上下2冊の分厚い小説ですが、いやぁ、ともかく最初から最後まで、本当に面白かった!

最初の文章を読み始めたとたん、何かに引き寄せられるような感じで、グイグイ小説の世界に引きこまれてしまうような、そんな不思議な小説でした。

主人公の国岡鐵造(くにおかてつぞう、出光興産創業者の出光佐三)という男。

既得権益者などのいろんな妨害にあいつつも、「自分がしていることは絶対に正しい、日本のため、人々のためになる!」という絶対的信念を持って、様々な危機を乗り越えていきます。

社員は家族、どんなときも見捨てない。損が続くとしても、それに意味があるなら、儲けを度外視して続ける。自分たちのしていることが日本国のため、そして日本国民のために役立つことなら、何としてもやる。

本当にすごい人というのは、視点、人間性、何もかもスケールが違うのかも。

今だけでなく先のことも見据え、何をすべきなのか、何ができるのかを考える。志を持ち信念を持つ。自分のすべきことを何としてもやる。

小説を読み続けるうちに、鐵造たちの活躍に胸が熱くなって、先が気になり、夢中になって読んでしまった。

貧しい語彙ではなかなかこの小説を読み終えたときの気持ちを上手く表現できませんが、世の中にはこんなすごい男がいたのかと思うと、熱い何かがこみ上げてきます。

いやぁ、本当に感動した話でした。

本はこちら

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