これが一流の考え方。
『NHK「トップランナー」の言葉―仕事が面白くなる!』(知的生き方文庫)の読書感想です。
この本について
NHKのビジネス向けテレビ番組(?)に登場した一流の人々の仕事に対する姿勢をまとめた本。
なぜ一流は一流足りえるのか、なぜ人とは違う結果を残せるのか、この本で一流になるためのヒントが見つかるかも。
以下、本書の読書メモです。
一流のもとで学べ(P23)
二流のもとで学んでも二流にしかなれない。本気で一流を目指すのであれば、一流の人のもとで指導を受けること。一流が集まる場所に所属すること。
運をつかむために(P33)
目標を達成するために努力や才能も必要だが、それ以上に大切なのが、いい出会いをする=運をつかめるかどうか。いい出会いはいい運を呼ぶ。それが成功へつながっていく。
20代とは(P114)
20代は自分らしさが分からない時期。あれこれ試しても、何でも他が良く見えて、自分でどうすればいいか、いろいろ悩んでしまうもの。
そういった悩む経験をして、20代を突き抜けると、やがて「これが自分らしさ」というものが見つかっていく。
自分らしさが分かってくれば、必要なものとそうでないものが分かってくる。自分にないものは求めなくていい、そういう自然な心境になってくる。
こんなときは立ち止まる(P139)
街を歩いていてふと立ち止まってしまったとき、何かをしていてふと止まったとき、そこでなぜ止まってしまったのかを考える。
目にとどまったもの、考えていたこと、そういうことを振り返っていくと、思いもよらぬヒント、アイディアが見つかることがある。
クリエイティブになるために、普段のそうした瞬間を大切にする。
感想など
良い言葉がたくさん見つかる本。
「プロフェッショナルの流儀」とか、NHKのビジネス番組は勉強になる番組が多いですが、そういう番組を見ていて面白いのは、どんな一流人たちも、人生のどこかで挫折体験をして、そこをクリアして成功しているところだと思います。
どんなことがあっても自分の道を信じて進む。「これだ!」というものをやり続ける。挫折しても立ち上がって、そして栄光をつかむ。
本書ではそんな一流人の熱い言葉が満載。
「一角の人物になりたい!」
そう思ったら、この本からそのヒントが学べるかも。