やはりオアシスを生んだ男はスゴイ。『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』を聴く

イギリスの伝説的バンド、オアシスの元メンバーでリーダーだった男、ノエル・ギャラガーがソロアルバムを発表したことを知り、AmazonでCDを注文。聴いてみました。

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ

収録曲は12曲(日本限定のボーナストラック込みです)、オアシス時代とは一味違う、しぶさと深みのある音楽が楽しめます。以下、各曲の印象と感想です。

1・エヴリバディズ・オン・ザ・ラン

メロディアスな曲。後半の展開はOASISのアルバムでは見られなかった、繊細で美しい音です。

2・ドリーム・オン

『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』に収録されている「インポータンス・オヴ・ビーイング・アイドル」や「マッキー・フィンガーズ」と似た匂いのするロック調の曲です。

3・イフ・アイ・ハッド・ア・ガン

名曲。ジョン・レノンの「ルック・アット・ミー」や「ハウ」を思わせるようなノスタルジックで美しい音、アレンジにジワジワ来ます。

3つのコード(AとBとF#mの3つのコード)の組み合わせから、盛り上がっていく後半は、かつてのオアシスを思い起こさせる壮大で勇壮です。

4・ ザ・デス・オブ・ユー・アンド・ミー

独特の曲です。

5・ (アイ・ウォナ・リヴ・イン・ア・ドリーム・イン・マイ) レコード・マシーン

ギターのストロークと背後で響くストリングスが絶妙にマッチするファンタジックな曲です。シガー・ロスに似た雰囲気の曲です。

6・AKA…ホワット・ア・ライフ!

名曲。タンタンタンとリズムに乗っかかるメロディー、動くベース、そしてサビの「What a life!」というシンプルな歌詞が最高です。

7・ソルジャー・ボーイズ・アンド・ジーザス・フリークス

タッタ、タッタというリズムで繰り返される4つのコード(Gm・Gm/F→Gm/E・Gm/E♭)に控えめなアレンジは、オアシス時代よりも音を絞って制限された音の表現を追求しているのでしょうか。

8・AKA…ブロークン・アロー

クリーントーンのエレキギターがリズムを刻むシンプルな曲です。

9・ (ストランディッド・オン) ザ・ロング・ビーチ

ベースの動きが気持ち良いロック曲。時折聞こえるエレピが良いです。

10・ストップ・ザ・クロックス

アコースティックバラードの王道的な曲。アコギの音、ピアノの和音が響くなか歌われるメロディーは、オアシスらしい壮大で美しいメロディーです。

11・ ア・シンプル・ゲーム・オブ・ジニアス

日本版のボーナストラックその1。「これ、ボーナストラックなの?」と疑うほど、味のある良い曲です。

アコギとピアノの音から始まる静かで美しい出だし、そこから始まるビートルズ臭丸出しの展開は、つい「ニヤっ」としてしまいます。

12・ ザ・グッド・レベル

日本版のボーナストラックその2。おまけ的な曲でした。

『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』のまとめ

もともと、私はオアシスの大ファン。

学生時代は、朝の通学時に『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』のCDをかけて通学していたほど。シングルをのぞいて、オアシスのアルバムは全て購入。ボロボロになるほど聴きこみました。

しかし、兄弟ケンカの末のバンド解散後でがっくりし、しばらくオアシスの音楽は聴く機会が減り、個人的に音楽から遠ざかりました。

2013年に入ってまた音楽に興味を持ちだして、ちょくちょくCDを購入。いろいろ聴くようになったところ、ノエル・ギャラガーの新譜が出ることを知りました。

Amazonのレビューを読むと、概ね評価が良かったので、購入して3回アルバムを通して聴いてみましたが、良かったです。オアシス時代より進歩して、ソングライターとして深みがました印象です。

音の作りも、1音1音が丁寧に調整されている印象で、ギターやピアノの響きに深みが。オアシスのノエル・ギャラガーではなく、ノエル・ギャラガーの音として完成された素晴らしいアルバムだと思いました。

2ndアルバムも期待したいです。

CDの詳細はこちら(曲を視聴できます)

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ