その幸運が偶然ではない理由。
信長著『強運は「行動する人」だけが手に入れる』(学研プラス)の読書感想です。
『強運は「行動する人」だけが手に入れる』について
歌舞伎町のカリスマホストである著者が、運や成功するための習慣について説いている自己啓発書。
「結局運を開き成功する人とは行動する人である」というのが本書の考え方。
人生で結果を出したければ、何か欲しいものがあれば、行動する人になることの大切が理解できる内容になっています。
以下、本書の読書メモです。
はじめに(P4)
そもそも未来は自分の手で切り開くもの。
運など気にせず、自分が今できることに勇猛果敢に挑戦していく。そうすれば、自然と周りが応援してくれたり、助けてくれるようになる。
そして結果的に、運が良い人になることができる。
運の良さとは(P21)
運の良さ=自分の力で幸運を呼び込み、それが一時的にではなく、継続すること。自分の力で人やお金を引寄せ、夢や目標を叶えていける人を、運がいい人と言う。
運を切り開くコツ(P28)
運は行動する者に宿る。今現在できること、目の前のことに全力を尽くすことで、運を切り開くことができる。
No.1よりオンリー1(P75)
No.1は常に競争の世界。そこを目指すより、「自分しかいない」オンリー1を目指す方が長期的に成功できるし、気持ちに余裕が持てる。
だから目指すのは人との徹底的な差別化。自分しかできないこと、自分のキャラしか出せない魅力を、とことん追求すべし。
それが本当の意味での安定的成功へとつながる。
人生は長い目で見る(P86)
人生良いときもあれば悪いときもある。正しい方法で行動していても、急に結果が出せなくなるときもある。
そういうとき大切なのは自分を信じること。自分のやり方が間違っていないと確信が持てるなら、マイペースに続けていけばいい。
調子がいいときはいつまでも続かないが、調子が悪いときもいつまでも続かない。自分を信じて行動すること。それが大事。
必要以上に謙虚にならない(P195)
謙虚さは一歩間違うと自己卑下に見える。自分に自信がなくても、謙虚に振る舞うより、堂々としている方が良い。
一人勝ちしない(P201)
運は誰かと分かち合う方が良い。自分だけ得をしすぎること、自分だけ一人勝ちする状態は良くない。
自分の運が良いときは誰かとそれを分かち合うこと。それが長期的繁栄のコツ。
感想など
読後「よしっ!」というようなポジティブな気合が入る本。
個人的には運は努力や才能よりも何よりも重要な要素だと思っているので、「運」というタイトルの本はどんどん読むようにしています。
そこで思うのは、やっぱり人生は運の流れがある、ということ。
正しいやり方で努力していても結果が出ないこともありますし、なぜか大して努力もしていないのに、やたらと結果が出るときもあります(実はヤバイ状態)。
人生の浮き沈みをいろいろ経験すると、あぁなるほど、運というのはこうやって良くなって悪くなって、人生に影響を与えてくれるのだなぁと実感できます。
本書はどちらかというと、運というよりは自己啓発的な匂いが強い本ですが、運を行動によって引き寄せる、その考え方は今すぐ参考にしたいくらい納得できる話です。
運はただ待っているだけではやってきません。行動する者に運は引き寄せられる。それは本当にそうだな、と。
ではどうやって運を引き寄せたらいいのか?
それが気になったあなたは、多分この本を読む価値があると思います。