自分を最大限効率化する取捨選択。『極端のすすめ』を読む

極端のすすめ: やることは徹底的にやる、やらないことは徹底的にやらない

自分を生かせば人生はいつでもネバーギブアップ。

安井元康著『極端のすすめ やることは徹底的にやる、やらないことは徹底的にやらない』(草思社)の読書感想です。

この本について

人生をムダにしないために意識したい「自分合理化のススメ」を説いた本。

自分を貫いて成功するにはどうすればいいか。自分オリジナルの人生を歩むにはどうすればいいか。

それに興味がある方は特に、参考になる考え方が満載の一冊です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P3)

人生で大切なのは、自分自身の生き方とあり方そのものに対し、徹底したこだわりを持つこと。

つまり自分とは何者で、何を大切にしているのか。そこに個性と、独自の生き方が現れる。それこそが、自分が自分である最大の意味。

いわゆる成功している人というのは個性的な人が多いが、彼らは自分が何者で、何を大切にしているか、はっきり理解している。

だから彼らは普通の人から見れば変わっているし、何より極端に見える。しかしそれは、彼らが自分の人生をベストなものにするために取捨選択をしてきた結果。

この意味で人生は極端になるからこそうまくいく。

いらないもの。自分にふさわしくないもの。価値を感じないもの。そういうものは断捨離でスッキリさせて、自分が何者であるのかを、明確にすることが大切。

オール5を目指さない(P7)

社会に出て活躍する上で知っておきたいのは、すべてのことに秀でた「オール5」の人間を目指す必要はない、ということ。

つまりなんでもできる人間になる必要などない。自分ができることについては、「これだけは誰よりもできます!」という絶対的武器を持つこと。

狙った分野でNo.1になりさえすれば、それで世の中を生き抜いていくことができる。

学歴エリートは失墜する(P22)

良い大学に入り良い会社に就職する学歴エリート=量産型。今後はますますその数のインフレ化が進み、その存在価値を下げていく。

逆にこれから注目されるのは、他にはあまり類似例がない独自のキャリアを持つ人。そのキャリアが極端であればあるほど、それが異彩を放ち、価値を持つ。

苦手は克服しない(P27)

短所は所詮短所。どれだけ克服する努力をしても、それが得意な人間にはかなわない。

短所を克服する努力をするよりむしろ、自分の長所をどんどん伸ばしていく。その方が自分の持ち味を活かすことができる。

転職しても安心できる人(P38)

転職市場で価値を発揮するのは、標準的なキャリアを持つ人よりもむしろ、独自の尖ったスキルを持っている人。

この分野においては誰よりも実績がある。スキルがある。尖り具合が鋭ければ鋭いほど、転職でも強い。

不安のすすめ(P83)

人は日々安心して過ごせるコンフォートゾーンのなかで過ごすことを好むが、それでは成長は期待できない。

むしろ、多少不安があっても、自分が安心できない環境に飛び込んだ方が、成長が期待できるし、波乱の世の中、生きていく強さを身につけることができる。

仕事も同じ。多少不安に感じるくらいの環境にいるほうが、「食いっぱぐれない自分」になれる。

フィジカルを鍛える(P152)

いろんな意味で折れない自分を作るために大切なのは、精神面だけでなく、肉体面においても自分を鍛えることが大切。

健全な精神は健全な肉体に宿る。フィジカルを疎かにしていれば、やがてはメンタルもダメになる。

この意味でフィジカルを鍛えるのは常に前線で闘う人生に必要不可欠。体を鍛え、体力を維持すべし。

人生の主役になる(P157)

自分の人生の主役は自分自身。他の誰かの脇役になるのではなく、自分の人生は自分のもの。そう堂々と言える人生を歩む。

感想など

「極端」という言葉がありますが、内容は全然極端には感じず、むしろ自分を最大限に活かすための合理的な考え方が満載の本。

「自分の短所はいちいち改善しない」とか、「得意を最大限に伸ばす」とか、分かりやすい主張のなかに、確固たる合理性があるのが本書の特徴。

つまり、ちまたでよくいる「逆張りマン」のような目立ちたがり屋の主張ではなく、それが一番効果的だからこその発言が「極端」になる。

それが本書の特徴。

まぁ結局、自分は自分。そこには良いところもあり、悪いところも必ずあります。だからこそ、自分という素材を最大限に活かすためにはどうすればいいのか。

そこは根性論ではなく、明確な指針が必要です。そのための具体的な考え方が提示されているのがまさに本書。

内容は極端ではなくむしろ合理的。「合理的に自分の可能性を発揮する本」というのがまさに、本書の読了後の感想です。

個人的に本書の話はとても好き。

自分は自分、他人は他人。自分のオリジナルの生き方を模索している方は、本書の一読をおすすめします。

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