基本0円で会社をネットで宣伝する方法。
山中もとお著『はじめてのコンテンツマーケティング』(幻冬舎)の読書感想です。
この本について
会社のファンを作るためのウェブマーケティングを基礎の基礎から分かりやすく理解できる本。この方法が理解できれば、基本0円(ネット代をのぞく)で商売がはかどります。
以下、本書の読書メモです。
はじめに(P8)
インターネットの発達によって、人々は自ら情報を探す時代になった。
一方的に与えられる情報で物事を決めるのではなく、欲しいと思う商品を自分で調べ、買うか買わないかを決める。これが常識になってきた。
そのため、ウェブマーケティングにおいて成功するために、
・見る人にとって有益なコンテンツを提供する
・コンテンツによって興味や関心を広げてもらう
・コンテンツを売り上げにつなげる
ウェブメディアを最大限活用するコンテンツマーケティング用いられている。
クラウドソーシング発注時の注意点(P65)
クラウドソーシングを発注する上で大切なのは、発注の仕方を工夫すること。
クラウドソーシングは基本ネットでのやり取りで終わるため、会って打ち合わせをすることは難しい。
そのため、きちんと意思疎通ができていないと、とんでもない期待はずれのものが納品される可能性もある。
記事の趣旨、文字数、言葉遣いなど細かい点もきちんと指定をし、できればクラウドソーシング発注の際のマニュアルを作成しておくのが良い。
コンテンツ量について(P73)
ウェブメディアはゴミのようなページを大量に作って数を水増しするのはダメだが、やはりある程度の数は欲しい。
サイト規模が大きければ大きいほど、情報量は増える。必要なコンテンツは時間がかかってもきっちり仕上げ、訪問者に役立つ情報を提供する。
グーグルの評価ポイント(P98)
グーグルが評価する(=SEOに強い)ウェブメディアの3つのポイント。
・専門性が高いコンテンツを持っている。
・コンテンツが読みやすく理解しやすい。
・面白い、ユーザーが求めているコンテンツを持っている。
リンクを貼られやすいサイトとは(P116)
SEOのカギとなるのは自演ではなく第三者からの自然なリンク。
リンクを貼られるためには、
・多くの人が悩んでいる問題を解決できる=役に立つコンテンツ。
・専門的な話が素人でも理解できるよう、分かりやすくまとめられている。
・実際の経験や体験に基いてコンテンツが作られている。
・裏付けがある具体的なデータを提示している。
・話題性があるネタを素早く紹介している。
・画像や動画を多用している。
など、コンテンツに魅力を感じてもらうための工夫する必要がある。
感想など
ネットのコンテンツマーケティングの基礎的な内容を分かりやすく理解できる本。
インターネットが当たり前になった今、ウェブメディアの力は想像以上に大きいです。アクセス数は人。たくさん人が見るウェブメディアには当然、様々な可能性が集まってきます。
では「どうやって人を集めるウェブメディアを作ることができるのか?」というのがこの本のテーマ。
基本はどの世界でも同じ。「まずは与えよ」で、人の役に立つもの、人が知りたいと思う情報を「まず与える」こと。
そうやって、丁寧にウェブメディアを作り上げていくことによって、それが大きな結果となって返ってくる。そのことが実感できる内容になっています。
ともかく知っておきたい必要最低限のことをギュッと凝縮した本なので、もっとビジネスにウェブメディアを活用したい方は、コンテンツマーケティングを始める第一歩として、参考になると思います。