『ヴィオラ母さん』の読書感想。生きることは、楽しいこと。

自分の人生に真摯に向き合い、自分にウソをつかない。そうすれば、どんな苦労があったとしても、人生楽しく生きていける。

それが分かる本がこちら。

ヤマザキマリ著『ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ』(文藝春秋)です。

この本について

本書は、ヤマザキマリの著作に度々登場する母親、リョウコさんの人生を漫画+エッセイで綴る本。

本当にこう書いては申し訳ないですが、(写真はスゴい美人なのに)漫画で描かれているリョウコさんのコワモテな絵に何度も笑いがこみ上げてくる、なんとも不思議な本。

描かれている人生はまさに「規格外」かもしれませんが、不思議と悲壮感なく、底抜けに明るい何かを感じる人生。

読めば「こういう人生、こういう生き方もあるんだ」と、希望が持てる一冊です。

自分の人生を生きることの意味

箱入り娘として大切に育てられたリョウコさん。

それが27歳で親の反対を押し切り、単身で北海道へ移住。そこで男性と出会い、マリさんを出産。

その後男性は他界してしまい、シングルマザーとして子どもを育てつつ、夢の仕事である音楽に邁進。

北海道での暮らしぶりが描かれているのですが、どうしてこうも、明るいのだろう?

そしてこの本を読んだあとは、こちらの気持ちまで、ホッと明るくなる何かがあります。

それは、規格外の人生だけれど、人生はどうにかなること。いや、生きるコトそれ自体の楽しさが、リョウコさんの生き方から伝わってくるからなのかもしれません。

最後に

仕事にしばられない生き方』『国境のない生き方』とヤマザキマリさんの著作を読んで、「すごいお母さんだな、どんな人なのだろう?」と関心を持っていたところ本屋さんで『ヴィオラ母さん』を発見。

やっぱり読んでみると、スゴい人生だな、というのが正直な感想。

結局大切なのは自分が決めた道を進んでいくことであって、自分で決めた以上、何があっても仕方がないこと。

グジグジ考えず、前へ進んでいけばなんとかなること。そのことを自分自身が知っているから、前へ進んでいけること。

リョウコさんの人生はまさに、そのことを教えてくれます。

そして、母親の人生を描くヤマザキマリさんの文章にも、愛情がにじみ出ていて、とても温かい。

親が自分の人生をしっかり生きることそれ自体が最高の子育てになる

という話は、ぜひ覚えておきたいところです。

本はこちら

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