『10年後に食える仕事、食えない仕事』の読書感想 – 将来を見据えたキャリアを考える本

10年後に食える仕事、食えない仕事

2022年、この仕事が失くなっている!?

渡邉正裕著『10年後に食える仕事、食えない仕事』(東洋経済新報社)です。

この本について

「10年後(2022年)、グローバル化の影響でこの仕事が稼げなくなっている可能性がありますよ」という本。

仕事を4つのカテゴリに分類、将来性のある仕事とそうでない仕事を明らかにしつつ、仕事の将来性とキャリアについて考える内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに、グローバル化時代の4つの仕事タイプ(P4)

1・重力の世界

→賃金減少。同僚はインド人や中国人。付加価値の低いブルーカラーの仕事。

2・無国籍世界

→競争相手は地球に住む70億人。勝てば大儲けできるが、競争が厳しい。才能と運が必要な仕事。

3・ジャパンプレミアム

→日本人ならではの感覚が生かせる仕事。職人気質や協調性を生かしたり、日本人相手に信頼性重視でできる仕事。

4・グローカル

→日本人の強みを生かした付加価値の高い仕事。日本の市場向け、高度な技能や知識を背景に仕事をする。士業など。

誰でもできる仕事は価値が激減していく(P18)

今後は、誰でもできる仕事、特別なスキルや経験がなくても採用される仕事は、急激に賃金が下がっていく。

企業も製造を日本国内から賃金の安い海外に移転させているが、この傾向が変わることはない。

日本人であることが生かせる仕事がある(P30)

ある特定の仕事では、「日本人であること」が仕事上のメリットになる。日本人だからできる空気の読み方や人間関係の作り方、それが武器になる。

医者は今後も安泰か(P128)

日本人のメリットは相手とコミュニケーションがとれること。

日本語は外国の人にとって言語的な障壁があるし、客からしてみれば、日本人相手の方が安心できる。

特に、医師の仕事は特にその傾向が強く、さらに医師の場合は関連の団体の政治的な力も強い。

重力の世界から抜け出すために(P155)

今後、グローバル化が進むことで、仕事が低賃金化していく。

その流れに巻き込まれないためには、

1・日本の法律で規制されている分野の仕事

2・日本人であることのメリットが生かせる仕事

3・付加価値の提供できる仕事

この条件を満たす仕事を選ぶことが重要。

感想など

グローバル化が進み、賃金が減少。

食える仕事と食えない仕事が出てくるなか、どんな仕事であれば活路が拓けるのか、将来性があるのか、勉強することができました。

この本には将来性のある仕事、ない仕事、具体的な職業が書かれていますが、あえてここでは書かないことにしました。

1つ言えるのは、誰でもできる仕事や簡単に雇ってもらえる仕事は低賃金化して仕事を失う危険があるということです。

結局、国から守られていたり、何らかの特殊技能や専門知識が必要な仕事が、世界がどうなろうと、安定して食える仕事なのかもしれません。

人と同じことをしてれば貧乏になっていく。誰でもできることしかできないと暮らしていけない。そんな時代がもうすぐそこまで来ているのかも。

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