「やる気がでない、何もしたくない・・・」には理由が?『無気力なのにはワケがある』を読んで

無気力なのにはワケがある―心理学が導く克服のヒント (NHK出版新書 416)

なぜ人は無気力になるのか?

やる気や気力、憂鬱になってしまう仕組みと原因を考え、どうすれば無気力にならないかを考察する心理学の本、『無気力なのにはワケがある』の読書感想です。

内容を大雑把に書くと、なぜ人が無気力になってしまうのか、心理学の「学習性無力感」が分かりやすく書かれている本です。

学習性無力感とは

長い間、ストレスを回避できない状態に陥った人が、ストレスを回避できる状態になっても、そこから抜けだそうと努力しなくなってしまう状態。「やっても無駄、動きたくない・・・」という状態。

「生まれつき憂鬱で無気力な人はおらず、無気力になるには要因がある」ということで、無気力になる原因を、過去の様々な心理学の研究をもとに、考察していきます。

本書によると、「やる気がでない、何もしたくない、何をしてもイヤ」という無気力になりやすい原因があって、物事が予測不可能なこと+自分でコントロールできないことが状況が続くことで、「もうダメだ、何をしても無駄、何もしたくない」という無気力状態に陥ってしまうそう

また、人には無気力になりやすい人とそうでない人がいて、無気力になりにくい人は、子どものときに自分で物事をやり遂げ、コントロールできた経験がある人が無気力になりにくく、自分で物事をコントロールできた経験のない人は、無気力になりやすいそう。

今、社会ではうつにかかる人が増えていますが、「将来が予測できない」+「環境、仕事を自分でコントロールできない」というストレスが、原因になっているのかもしれません。

本の最後に、無気力にならないために参考になる考え方が書かれていますが、無気力にならないためにも、日常から意識しておくとよいかもしれません。

無気力にならないために

・ 普段から小さなストレスにさらされておく。

・ストレスを自分で解決した、という経験を積む。

・自分に厳しすぎない。多少、「俺はすごい」的な歪んだ自己評価をする方がよいかも?

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