心理学の知識は実生活で役に立つ?
佐々木正悟著『すぐやる人に変わる 心理学フレームワーク』(実業之日本社)の読書感想です。
この本について
心理学をリアルに活かすための知識を勉強できる本。
「心理学ではこんな知識がありますが、実用運用するとこうなりますよ」という内容になっており、心理学の知識を、日常の生活で活用するための参考にすることができます。
以下、本書の読書メモです。
物事は中途半端なところでやめた方がいい?(P24)
人の記憶的に、達成されたことより、達成されていないことの方が記憶に残りやすい(ツァイガルニック効果)。
長期的な目標は頑張りにくい(P25)
人は、目先のことにとらわれ、長期的な視野を持ちにくいもの。将来のことより今すぐ目の前のことを優先させてしまう傾向がある。
気分で見えるものが変わる(P38)
人は気分、感情によって、モノの捉え方が変わってくる。
そして、幸せなときは幸せなことを思い出しやすくなり、ネガティブなときは、ネガティブなことを思い出しやすくなる。
意識すべきは自分の行動と考え方(P50)
人をコントロールすることはできない。
変えられるのは自分だけ、自分の行動と考え方。焦点を当てるべきは自分がどのように考えて行動するか。自己改革はそこから。
日本の職場では空気を読む(P60)
日本のビジネスシーンでは、能力を発揮して仕事をバリバリできるだけでは不十分。
派閥などの人間関係を読んで、そのなかで、他の人の思惑や上下関係など、空気を読む必要がある。
人の欲求は成長していく(P128)
人間は、自己実現に向かい、常に成長していく。
今の仕事や生活に満足できなくなったとしたら、それは次のステップへ変わるタイミングかもしれない。
人にお願いするときのコツ(P132)
人に何かを頼むときは、「〜なので」と理由を言うこと。ただし、理由は相手に負担にならない程度のことにしておく。