結果を出す、そのためにすべきこと。『ヴァイオリニスト 20の哲学』の読書感想

ヴァイオリニスト 20の哲学

一つのことに夢中になる、それが自分の隠れた才能を引き出す。

千住真理子著『ヴァイオリニスト 20の哲学』(ヤマハミュージックメディア)の読書感想です。

この本について

ヴァイオリニストの千住真理子さんがヴァイオリンの練習方法や人生哲学について語っているエッセイ集。

練習する上で注意点や先生の選び方など、ヴァイオリン練習の注意点だけでなく、

・自分の才能を伸ばすために意識すること

・集中力の磨き方

など、人生全般で意識したい、示唆に富んだ話が満載の内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

がむしゃらを経験する(P16)

ヴァイオリンや勉強、何をマスターしようとするにも、何を成し遂げようとするにも、人生の一時期、「がむしゃらに取り組む」という体験が重要。

1日中、取り憑かれたようにそれに取り組む、一生懸命以上、無我夢中でがむしゃらになる。その体験が、自分を変える。

我慢する努力はダメ(P45)

努力には、1)夢中になる努力、2)我慢する努力、この2つの努力がある。

嫌だけど我慢して努力したことは案外身につかないが、夢中になってついつい努力してしまったことは、思いっきり自分のためになっていく。

努力するにもイヤイヤはダメ。やるなら楽しく、夢中になる努力をする。

集中力をつける方法(P53)

集中するには、

・ガムを噛む

・チョコレートを食べる

・バナナを食べる

・仮眠を取る

・シャワーを浴びる

・深呼吸する

・目薬を指す

・ほっぺたを自分で平手打ちする

・部屋を暗くして耳栓をする

・楽器を磨く

・生姜をすって飲む

・生卵を飲む

・はちみつをなめる

など、いろんな方法がある。いろいろ試し、自分に合う方法を使う。

体力あっての人生(P61)

人生の基本は体力。疲れていては何もできない。健康であること、体力があること、それが全ての活動の原点。体力があるからこそ、楽器を楽しめ、人生を楽しめる。

慌てそうになったら深呼吸(P83)

緊張してペースが狂いそうになったときは深呼吸で一度頭の中をリセット。意識を呼吸に向け、じっくり呼吸する。焦らず慌てず、深呼吸。

学びは主体的に(P91)

先生について何かを学ぶにしろ、受け身な姿勢では何も身につかない。自分から学ぼうとする、身につけようとする、積極的な姿勢が、先生との出会いを意味あるものにする。

やるなら徹底的にやる(P101)

何か一つのことをとことんやる。その経験が自分の中の才能を引き出す。

考え練習し、工夫し、改良し、これ以上できないくらい、とことんやる。その先に、自分が気づいていなかった、新しい自分が見つかる。

感想など

千住真理子ベスト』を聴いて興味を持って読んだ本。

ヴァイオリンの練習等、いろんなエッセイがありましたが、一番印象的だったのは、夢中になってとことん、「がむしゃらな努力をして自分の才能が見つかる」という話。

何かずば抜けたものを身につけるためには、生半可なレベルではなく、とことん向き合って、それを習得しているんだな、そんなことを感じました。

でも、それだけ人生で夢中になれるものがあるのは、多分幸せなのかも。

寝食を忘れて夢中になる。気がつけば何時間も立っている。そこまでがむしゃらになれるものが、もしかしたら「天職」(もしくは才能)というやつなのかもしれませんね。

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