『大人げない大人になれ!』の読書感想 - 好き勝手生きる人間が人生で成功する!?

大人げない大人になれ!

ポイントは自分のスペックを生かせる環境を見つけること。

成毛眞著『大人げない大人になれ!』(ダイヤモンド社)の読書感想です。

この本について

元マイクロソフト社長の著者による「こんな人間が人生を楽しめる!」というエッセイ。

したいことに夢中になること、自分らしさを否定せず、本質的な自分を大切にすることがいかに大切かが説かれている内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

成功する人は自分の欲求に正直(P16)

社会で成功した人の多くは、自分の欲求に正直に行動する大人げない大人。

成功したから大人げないのではなく、最初から大人げなかったからこそ、他の人には思いつかない発想、行動ができた。だから成功した。

学生の人気が高い企業がヤバい理由(P39)

就職において、「学生の人気が高い人気企業=将来衰退する可能性が高い企業」というジンクスがある。

多くの学生は、安定を求めて、「今」人気がある企業を求めるが、安定を求める人間が多く集まる企業は、今後成長を期待できない。

安定志望の多い人間が多い業界は衰退する。

偉大な才能は夢中になれること(P64)

何か夢中になれること、寝食も忘れて没頭できることは、大きな才能の1つ。

大人げない大人は、この能力を持っており、興味があることに夢中になることで、人生で活躍できる自分のフィールドを見つけていく。

目標は持つな(P108)

目標設定は無意味どころか、人生の可能性を限定してしまう有害なもの。

人生、生きていると想定外のことが多々起こる。目標を持っても思い通りにいかないことは山ほどある。

目標など決めず、外部環境の変化に応じて、柔軟に対応していけばいい。

鈍感力の重要性(P124)

この世の中で生きていくためには、多少の鈍感さが必要。

感覚が鋭いと、少しのことでも大きなダメージになってしまうが、鈍感さを発揮できれば、多少のことは気にならなくなる。

鈍感でいれば、細かいことに気にせず、したいことができる。だから結果的に上手くいく。

仕事に詰まったら寄り道をする(P131)

取り組んできた仕事に行き詰まったときは、一旦その仕事を放置して、別のことに熱中するとよい。

今までやってきたことが上手くいかなくなるときというのは、それまでとは別の発想が求められるとき。

今まで通りの思考では解決できないので、新しい発想を生み出すため、別のこと、気分転換等寄り道をする。

自分を変える必要なんてない(P137)

人間はないものねだり。自分の長所に気づかず、ないものばかり目を向ける。

人にはそれぞれ、変えられない性格がある。それを無理に変えても上手くいかない。自分を変えようとするより、自分が変わらなくてもピタッとはまれる、自然でいられる場所を見つけた方がいい。

他人のやり方を真似るより、自分をそのまま生かせる場所を見つけることが成功のコツ

読書について(P176)

本は最初から最後まですべて読む必要はない。

子どもの頃の読書のように、面白いところを、気ままに読めばいい。良い本と出会えれば、その本が、自分の内部、精神的なものを大きく変えてくれる。

気張らず、気ままに本を愉しめばいい。

感想など

「I need to be myself, I cant be no one else.」(私は自分自身にならなきゃいけない、他の誰にもなれない。)

いかに素の自分、本質的な自分を尊重するか、その大切さが心に響く本で、読了後、OasisのSupersonicのこのラインがパッと浮かびました。

私も自分以外の誰かになろうと苦闘していた20代、環境に適応しようと自分以外の誰かを演じていたときは、本当に何もかも上手くいきませんでした。

が、自分の長所はこうだ、短所はこうだ、という本質を受け入れて、自然に仕事ができるフリーランスになってから、仕事のストレスも減り、人生を楽しめるようになりました。

人には向き不向き、ある程度の方向性があって、やはりそれを尊重することが大切なのではないかと思います。

社会的に成功せずとも、日々無理せず、ストレスを抱えず、楽しく思うままやっていける人生は、「成功した人生」だと思います。

自分を変える努力より、自分が伸び伸びしやすい環境を。結局、自分は自分にしかなれないのかもしれませんね。

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