『成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100』の読書感想 – 生き残る会社は変化に強い!

成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100

可能性のある企業を見抜くポイントは変化への適応力。

成毛眞著『成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100』(朝日新聞出版)の読書感想です。

この本について

日本マイクロソフトの元社長で投資会社を運営する著者による日本の企業分析。

東京五輪に向けて伸びていく企業や、製造に投資する企業、何世代も続く企業など、日本の優良企業100社が掲載されており、「なるほど、企業の分析はこう考えるのか」と勉強できる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

生き残る企業、消えていく企業(P1)

今は時代の移り変わりが激しく、栄枯盛衰、どの企業も生き残りに必死。変化の激しい時代、有望な企業を見抜くコツは、その企業が時代の変化に対応しているかどうか。自ら変わろうとする企業であるかどうか。

世の中がどう変わっていくかを分析し、それに応じて変化していく企業は、今後も生き残っていく有望な企業。

時代についていけない企業は、起こるべくして起こる変化を知りながら、自らを変えようとしない。結局、時代の変化のなかで淘汰されていく。

老舗が生まれる背景には職人への敬意がある(P91)

日本には長寿企業が多いが、その根本には、職人への敬意がある。ものづくり、優れた技術を作る技術が評価されるからこそ、職人はその仕事を選び、続けていくことができる。

一方、韓国や中国など、儒教の影響が強い国は、職人よりも文官を重んじ、職人を軽視する。そのため、技術者が育たず、ものづくりの文化が根付きにくい。

人材にお金をケチる会社は淘汰される(P175)

長寿企業は投資思想を持っており、人材を投資と考え、人にお金をかける。人をモノを購入するような感覚で扱う会社は、成長しなくなっていく。

日本では簡単に転職してはいけない(P185)

日本では、ある企業でキャリアを築いても、新しい環境でそのキャリアが評価されることはない。

キャリアが評価されるのは採用まで。転職したとたん、キャリアがリセットされてしまう。転職するたびゼロからやり直す必要がある

このような環境があるので、日本ではそう簡単に転職するのはやめた方がいい。

強い者より変化に強い者が生き残る(P193)

強いだけでは生き残ることはできない。大切なのは、変化に対応していくこと。個人であれ企業であれ、変化を知り、それに対応できるものが、長く生き残っていく。

感想など

伸びていく会社、変化のなかで生き残っていく会社には特徴がある。そのことが実感できる本。

この本を読んで一番印象に残ったのが、変化への適応力の重要性。

どんな強い企業でも、時代の風を無視して、変化を拒むと、化石となり、消えてしまう。逆に、力弱くとも、時代の変化を感じ、そこに乗り、自ら変わっていけるものは、上手くやっていける。

何世代も続いてきた老舗企業は、残すところは残し、変えるべきところは変えていく革新的な姿勢があることが書かれていますが、結局、変わっていくからこそ、時代がどうであれ、生き残れるのかもしれません。

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成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100