老後貧乏にならないための緊急提言。『トップ1 %の人だけが知っている「お金の真実」』の読書感想

トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」

お金から自由になるキーワードは「副業」ではなく「複業」。

俣野成敏、中村将人著『トップ1 %の人だけが知っている「お金の真実」』(日本経済新聞社)の読書感想です。

この本について

「日本はヤバイです。今からお金の危機に備えないと、将来大変ですよ。お金に困らないためにはお金を働かせる発想が大切ですよ」という本。

では具体的に今から何をすべきなのか、お金で人生詰まないためのヒントが満載です。

以下、本書の読書メモです。

お金を稼いでも豊かになれない理由(P14)

日本は累進課税の国。

「もっとお金が欲しい」と思って24時間働き続けても、稼げば稼ぐほど税金で持っていかれてしまう。

そのため、働き続けてお金を稼いでも、限界がすぐにやってくる。

「お金をもっと稼ぎたい」と思うなら、頑張り続けるだけではうまくいかない現実を知っておく必要がある。

節税のカギは法人化(P64)

頑張って働いても納得できる金額以上の税金を持っていかれてしまう。

それを避けるカギは法人化。国に必要以上のお金を取られず、節税という意識を常に持つ。そして法人化して税務上の優遇を受け、それを最大限活用する。

ここにお金持ちがお金持ちで有り続けられる秘訣がある。

給料+そのほかの収入(P79)

サラリーマンがお金持ちになるためには、給料だけではなく、ほかの収入源を確保することが大切。

ほかの収入源を確保する方法としては投資が有効。

投資を始め、自分ではなくお金に働いてもらい、お金を引き寄せてもらう。そして法人化で適切に節税する。残ったお金を再投資する。

このサイクルを作っていくことが、サラリーマンがお金持ちになるコツ。

ひとつのかごに卵をもらない(P99)

収入は分散化する。これが今の世の中を生き抜くための鉄則。

安定性が高い会社に勤めているとしても、いつなんどき何があるかどうかは分からない。会社の倒産やリストラがあれば、一気にピンチになる。

そこで大切なのは、給料+他の収入源というかんじで、「これがだめになってもあれがある」という状態を作っておくこと。

それが経済状態の安定だけでなく、心の平安につながる。

自分ルールを徹底する(P127)

「○○だけは絶対やる」という自分ルールを徹底する。誰が何と言おうと、それを頑なに遵守する。そうすることで、自分なりのモノを見る目ができる。

自分でモノを見ることができれば、自分なりの価値観ができる。それを大切にすることが、人生で意味を持ってくる。

人としてしてはいけないこと(P138)

「これをすれば人から信用されなくなる」ということの一つがドタキャン。ドタキャンは人の時間をないがしろにし、相手に迷惑をかけまくる行為。

人を大切にする人は人生で様々なチャンスを手に入れることができる。そのために、相手に迷惑をかける行為は絶対に慎むこと。

お金を増殖させるコツ(P169)

これからは「複業」の時代。お金を生み出す仕組みを複数持つ人間が、安定して生きていくことができる。

ここで大切なのは、自分が汗水働くのではなく、お金がお金を産んでくれる収入源を作っていくこと。それこそが、お金から自由になる究極のカギでもある。

感想など

一昔前に流行した『金持ち父さん貧乏父さん』の現代版という感じの本。

大切なのはお金にお金を引き寄せてもらう仕組みを手に入れることで、そのためにはどんな方法があるかが云々されています。

究極的には本業を頑張りつつ「複業」(アルバイトなど自分が働く仕事ではなく、投資など自分が働かなくてもお金になること)を持ち、法人化して節税していくというのがこの本の考え方。

確かにお金を稼ぐにも、結局は節税意識があるかないかで、お金の残り具合は全然変わってきます。そのため、ある程度の段階で法人化することは必要不可欠。

国に税金を払うのは国民の義務ですが、税金で生活が苦しくなるのは本末転倒。適正な納税額を算出していくために、法人化という発想を持っておいて損がないのは確かです。

「トップ1%が知っている真実」かどうかは別として、「人生がむしゃらに働き続けるだけではうまくいかない」ということを理解できる点で、一読の価値がある本だと思います。

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