中国の風土と人を分かりやすく理解。『出身地を知らなければ中国人は分からない』を読む

上海人は政治屋で軍人は山東人、えげつないビジネスマンは温州人?

中国の風土と人が分かりやすく理解できる本、宮崎正弘著『出身地を知らなければ中国人は分からない』(ワック)の読書感想です。

この本について

「一口に「中国人」と言っても、出身地によって、性格や人間性はバラバラですよ」

というのがこの本の内容。

中国を地域ごとに区切り、それぞれの風土と特徴、人の傾向が、分かりやすい文章でまとめられています。

例)

・北京人

→権謀術数の政治屋的な人間が多い北京人はトップを怒らせないための処世術が得意。生き残るため、出世するため、上の人が鹿を馬と言えば、それに追従する。スノビズムが特徴の人々。(P35)

・天津人

→政治よりカネ、打算的だが国際感覚のある天津人。実用主義なため、外国企業の誘致も盛ん。日本人の中国駐在員にも「住みやすい」と評価が高い。(P42)

・広東人

→交通の要衝にある地域で育つ広東人は、食にうるさく、好奇心が旺盛。「反中央」的な人が多い。(P123)

読んで学べること

この本を読むことで、北京近辺をはじめ、長江近辺、三国志の蜀でお馴染み、成都近辺など、中国全土、それぞれの地域ごとの風土、そこで暮らす中国人の特徴、歴史的背景を理解することができます。

文章も平易で分かりやすく、情報も濃い名著。文句なしに面白かったです。中国を知るための入門書にオススメ。

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