『教科書には載っていない!戦国時代の大誤解』の読書感想 – イメージと現実はこんなにも違う?

教科書には載っていない! 戦国時代の大誤解

戦国時代のホントの話。

熊谷充晃著『教科書には載っていない!戦国時代の大誤解』(彩図社)の読書感想です。

この本について

ココが変だよ戦国時代、イメージとは違う戦国時代の現実を分かりやすくまとめている本。

具体的な内容としては、

・桶狭間の戦いは奇襲戦だった→桶狭間の戦いは正面戦のガチバトルだった(P14)

・長篠は三段撃ちが活躍した鉄砲戦だった→三段撃ちは嘘、軍勢数で勝負が決まった(P19)

・厳島の戦いは毛利元就の知略戦だった→運によって元就が勝利した(P48)

・上杉謙信は戦バカの脳筋だった→実は財テク術は一流、政治家としても優れていた(P80)

・信長は残酷非道である→実は戦国でも珍しいくらいのお人好しだった(P158)

など、「え、それはマジですか」と驚くような戦国のリアルが満載。

史実とイメージが、どのように違うのか、面白くてためになる戦国の話が楽しめる内容になっています。

感想など

個人的に特に印象に残ったのは信長いい人説。

比叡山焼き討ち、使えなくなった部下は容赦なくリストラする「上司にしたくない」人的なイメージがありましたが、実際は人を信じやすく、「何度裏切った相手も許すような心の広さがある男だった」というのが本書の信長像。

どうしてこうも実像とイメージが違うのか、考えれば面白いですが、信長=怖い人ではなく、人情家として信長の偉業を見直してみると、戦国時代の別のカタチが見えてくる、そんな歴史の新しい見方ができる本です。

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