健康診断で早死にする!?『やってはいけない健康診断』を読む

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やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」 (SB新書)

「医は仁術」と信じたい。しかし現実的には。

近藤誠、和田秀樹著『やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」』(SB新書)の読書感想です。

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この本について

健康診断の常識、いや、結構についての一般的な常識に疑いを持つ本。

「正しい」と思わされてきた健康についての常識はウソばかり。薬。病院。治療を受けるにも、何にしても、自分の頭でしっかり考えたくなる話が満載の本です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P20)

健康診断を受けること=健康を守る、と考えてはいけない。

そもそも現実的には、健康診断の基準にいろいろ疑問や問題がある。だから、診断のとおりに「健康的」であろうとする人ほど、健康を害してしまう逆説が起こる。

健康診断を受ける不幸(P25)

自分の健康状態を調べるのが健康診断だが、それによって起こり得る不幸がある。

たとえば医療被爆。これは特に若い人ほど影響が出やすく、CTを受けることによって、発がんのリスクがアップする。

そもそも欧米には職場検診や人間ドックもなく、日本が神経質なくらいで、実際のところは、健康診断を気にしすぎるのが不健康。

薬を信用してはいけない理由(P35)

日本では厚労省、製薬会社。医局。いろんな大人の事情で、本当に患者のためになるかどうかは分からない薬が堂々と流通している。

なかには効果の有用性が疑われている薬もあって、お上や権威の言うとおりに薬を飲んでいると、無駄金を使わされる羽目になる。

大切なのはQOL(P43)

健康で最も大切なのはQOL。

病気を治療するにも、QOLという視点が必要で、場合によっては治療しないほうが、QOLを高める場合もある。

だからガンなどの危険な病気も、必ずしも治せばいい、という話でもない。治療によってむしろ、QOLが低下し、何のために生きているのか、分からなくなってしまう場合もある。

延命治療は、その最たる例。

糖質制限について(P105)

アメリカの研究では、糖質制限をした人は死亡率がアップする。特に男性は、心筋梗塞。がんなどの病気の発病率が高くなる。

結局大切なのはバランスであり、何かを制限することは、それなりの代償がある。

メタボもそう。基準値(これがテキトー)でメタボになっても、現実的には小太りの人の方が長生きする。

多少太っていても、医学的な基準値で悪いと診断されても、そんなものを鵜呑みにして健康に気を使いすぎるのは、かえって不健康。

最終的にはバランス(P170)

健康はバランス。健康の気にしすぎ。特定の健康法の信者になる。そんな偏りが一番不健康。

運動ほどほど。食事もほどほど。体重もほどほど。健康を気にするなら、一番バランスを大切にすること。

感想など

「健康基準値なんてクソくらえ。健康に神経質になるな。医学界のカモになるな」

という本。

医者の勧める正常値を保つために薬を飲んで病気になったり、医学界の大人の事情の話とか、結局本当に信じれるのは何なんだ、という話ですが、自分の体に責任を持てるのは自分。

医者がどう言おうが、周りがどうだろうが、自分以外誰も、責任を取れません。

「医は仁術」という言葉がありますが、現実的には医学もビジネス。いろんな大人の事情があるということは、本書を読めば痛いほど理解できます。

だからこそ大切なのは「医者が言うから」とか、「国が認可している薬だから」とか、そいうことではなく、自分で情報を調べ、考え、納得した上で、どうすべきかを考えること。

特に「正常値」「基準値」という言葉には疑いを持つこと!

この意味で、本書は健康を考える上で、とても貴重な視点を教えてくれます。

毎年健康診断にいかなければ安心できない人はとくに、一読をおすすめしたい本です。医学界の「金づる」になっている現実に気がつき、愕然としてしまうことでしょう。

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