「女手一つで子どもを育てていく」ということは。『ルポ 母子家庭』を読む

ルポ 母子家庭 (ちくま新書)

シングルマザーを取り巻く現実。

小林美希『ルポ 母子家庭』(ちくま新書)の読書感想です。

この本について

父親のいないシングルマザー、いわゆる母子家庭の実態を取材した本。

日本の母子家庭がどのような暮らしをしているか、どのような生活上の問題を抱えているのか、実態が書かれています。

母子家庭という視点を通じ、日本の一つの現実が見えてくる内容になっています。

感想など

本屋さんとふと気になり手にとった本。

この本では、様々な母子家庭の方の話が出てきて、それによると、多くの母子家庭の母親が、死別ではなく離婚によって母子家庭に。

問題のある男(妊娠発覚で姿を消す、DV、仕事をしない、借金)と結婚してやがて離婚、シングルマザーになる家庭が多いようです。

そして、いざ女手一つで子どもを育てようとなると、実際問題、母親が子どもを育てながら仕事を両立できる環境は厳しく、母子家庭がやっていくためには、

1・実家の支援(家が近い、親が子どもの面倒を見てくれる)

2・安定した仕事の確保(看護師などの女性が活躍できる分野の仕事ならなお働きやすい)

などのハードルがあるようです。

今のご時世、女性だけでなく、男性も仕事を見つけるのが大変。そんななか、働いて女手一つで育てていくというのは、本当に大変なことだと思います。

仕事探し、周囲や公的機関のサポート、きっと、いろんな力が大切なのかもしれません。

世の中にはこんな現状があるんだな、そんなことを感じた本でした。

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