『祇園の教訓』の読書感想 – 元No.1舞妓が教える将来伸びる人伸びない人

祗園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人 (だいわ文庫)

伸びる男は遊び方も粋!

岩崎峰子著『祇園の教訓』(大和書房)の読書感想です。

この本について

京都の舞妓さんの世界でNo.1舞妓だったという著者による人生訓。

舞妓としてお座敷から成功してきた男たちを観察、できる男や伸びる男、失敗する男、何が違うのか、その違いを勉強できる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

昇っていく人の共通点(P22)

人生で出世する人、昇っていく人の共通点。

・好奇心が強い。

・一生懸命。

・自分を内観できる。

・生活に美意識を持っている。

お金を持つだけでは不十分(P24)

世の中には、お金があっても人気がない人がいる。

しみったれて横柄、お金の使い方が細かく貫禄がない。思ったことをそのまま言ってしまい、人に対する配慮がない。

お金があっても自信がなければ、その自信のなさが、端々に出てしまう。

人は早咲き遅咲き、二種類あり(P47)

人は生まれたときから同じスタートラインに立っている。

ところが、最初から全て持っているような人もいれば、徐々に徐々に頭角を表す人もいる。なので、成長の早い遅いは関係ない。

人にはそれぞれの成長の仕方がある。自分のペースでやるべきことをしっかりやっていくことが大切。

スランプを乗り越える秘訣(P51)

ダメなときはあがいてはいけない。ただしあきらめてもいけない。できることを一つ一つ努力していくことが大切。

靴をチェックする(P56)

靴を見るとその人の生活状態が分かる。

お茶屋遊びをするような余裕のある人は、靴もピカピカできれい。高級スーツ、服装よりも靴を見るほうが、その人の実態を予測できる。

お金について(P61)

お金には使いどきがある。使うべきときは出し惜しみせず、きちんと使う。

お金は使い方を間違えると怖い。ケチったり出し渋ったりすると、お金以上の大切なものを失う。お金を死に金にしてはいけない。

できる男は教育を重視する(P72)

できる男は子どもの教育に熱心。良い学校に通わせようとするだけでなく、家庭でも子どもに様々なことを伝えている。

男は女で評価が決まる(P85)

男にとって女はとても大切。

成功する男はあげまんを見抜き成功する。一方、女を見る目が曇っている男は、女によって人生を狂わす。自身の評判を下げ、仕事もダメにしてしまう。

感想など

「男は服装より靴を見る」

「お金の使い方は間違えない。生き金、死に金を意識する」

など、人物評価のアドバイスが勉強になる本。

著者は祇園の花街という厳しい世界で生き抜いてきた生え抜きの元No.1舞妓さん。

この本を読むと、「そんなとこチェックされているの?」と怖いところもありますが、見る目が厳しくしていれば、人を見る目も養われていくのかもしれません。

人間を見る目、人物評価法は生きた実用的な知識。ぜひ学ばさせていただきたいものです。

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