目で見えることは案外正しい?『人は見た目が9割』を読む

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人は見た目が9割 (新潮新書)

結局、人は見た目で判断される。

竹内一郎著『人は見た目が9割』(新潮社新書)の読書感想です。

内容について

見た目や外見や振る舞いなど、非言語コミュニケーションについて解説したベストセラー。

外見が人にどのような印象を与えるか、話し方や振る舞いがコミュニケーションにどのような影響を与えるのか、「そうなんだ」と納得しながら理解できる内容になっています。

以下、本書の気になった内容の要約です。

コミュニケーションの9割は非言語(P13)

コミュニケーションで大切なのは、言語的なものより、非言語的なもの。「何」を言うかより、「誰」が言ったか。そして、影響力がある人は誰なのか、見た目で判断される。

言葉は7%しか意味を伝えない(P18)

会話によるコミュニケーションにおいては、話し手の表情や声の質、話すテンポ、声の大きさなどが影響力の大半を示す。話す内容による影響は7%程度にしかすぎない。

顔のカタチでどんな人か、無意識に判断されている(P23)

丸顔や逆三角形型、人の顔のカタチがその人の「キャラ」のイメージが作られる。良くも悪くも、自分の顔がもたらす人へのイメージは、客観的に認識しておいた方がいいかも。

売れる漫画の主人公の顔(P30)

人が心を動かされるのは、感情移入ができる本音の顔。人の気持ちが入っていく顔であり、そういうキャラは人気者になる。

緊張状態はすぐに見抜かれる(P34)

声が高く、早口に話す人は緊張状態。このような状態だと、交渉などにおいて、軽く見られ損をする場合がある。声を低くしたり、話し方をトレーニングすることで、印象は劇的に変わる。

同調感を演出する方法(P40)

コミュニケーションのキモは相手と同調すること。そのために、会話中に相手の話にうなづいたり、相槌をうったり、姿勢を似せることによって、相手に「私はあなたと同じですよ」と同調感を与えることができる。

やらせのサクラは3人以上用意せよ(P50)

太鼓持ちを用意するなら最低3人。あることを人に信じさす場合、1人よりも3人に言われた方が信じやすい。

嘘つきは目で分かる(P57)

一般的に、ウソをついている人は目を合わせない。目にウソが現れる。真実を問いただすときは、相手の目に注目する。ただし女性の場合は、ウソをつくと目をそらさずに視線を必要以上に合わせてくるので要注意。

「分からせる」文化と「分からせぬ」文化(P94)

アメリカや欧州などアングロサクソンの国家は、相手に「分からせよう」とする文化。

彼らは多民族国家であるため、つねに自分の権利や立場を人に理解させないと、自分の立場が危うくなる。だから、言葉であれこれ主張したり、法律による契約を大切にする。

一方、日本「察してくれ」の文化。基本的に人に自分の立場を「分からせる」文化ではなく、「たのむ、察してくれよ」という甘えがあるのが特徴。

感想など

外見や立ち振舞、それがどんな印象を与えるのか、読んでいて面白い本でした。

「見た目が9割」というのは言い過ぎなのかもしれませんが、実際、人の外見が与える影響は大きいものがあります。

長身で角刈り、サングラスにムキムキの筋肉、おまけに黒ずくめのスーツを来ている人が電車で横に座ってきたら、「ヤバい人が来たな・・・」と緊張してしまうように、見た目というのはインパクトがあります。

まぁ、そんな人でも、家のなかでは人に見せない繊細な面があるのかもしれませんが、普通はそんなことは知ることはできません。それより、目で見える外の部分というのは、意外に当てになって、判断材料になることも多いと思います。

悪人は悪人面、善人は善人の顔というように、見た目で人を完全に判断することはできないかもしれませんが、その人がどんな人なのか、見た目で判断するのは、案外間違っていないのかもしれません。

本の詳細はこちら

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