ピーター・ラビット生みの親の人生。『ミス・ポター』の感想

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こうしてイギリスの美しい景色が残った。

レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー主演映画『ミス・ポター』(2006年)の感想です。

この映画について

20世紀初頭のロンドン、独身女性のミス・ポターは、自分が書いたうさぎのピターラビットの話を出版しようと、出版社めぐりの日々。

どこからも相手にされないミス・ポターだったが、とある出版社が「うちで引き受けましょう」と提案。ミス・ポターが描くうさぎの物語が、世の中に登場することになる・・・。

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感想など

イギリスの美しい田園風景と、ミス・ポターとローマンの悲しい恋の話が胸に染みる名作。

この映画はピーター・ラビットの作者でナショナル・トラスト運動で有名なベアトリクス・ポター。

ナショナル・トラストとは

イギリスの環境保護を目的としたボランティア団体。ナショナル・トラストの運動のおかげで、イギリスの湖水地方のウィンダミアなど、昔そのままの美しい景色が保存されている。

彼女の伝記的な映画で、ミス・ポターがピーター・ラビットを世に送り出し、ナショナル・トラストの運動を始めるまでが描かれています。

ミス・ポターが出版社巡りをし、ローマンという強い理解者と出会い、ピーター・ラビットが出版され、結婚を決意するもローマンは病気で休止。

ミス・ポターは湖水地方へ移り住み、ナショナル・トラスト運動へ向かうわけですが、映画に登場する湖水地方のウィンダミアの風景、これが最高に美しい!

私も2001年に実際にウィンダミアに行ったことがありますが、あの景色、景観が保存されているのは本当にスゴイことだと思います。

昔の美しい景色をそのまま残す、便利さばかり追い求めず、自然や街の風景を大切にする、そういう価値観は、とても大切だと思います。

私の故郷も、最初は何もないところだったのがだんだん人が増えてきて街の様子が一変。

古臭く伝統的な外観の駅も近代的な駅に変わってしまい、子どもの頃から知っている風景がだんだんと変わってしまうのはとてもさみしい気がしたものです。

時代が変わり、いろんなものが変わっていく。そのなかで、あえて変えないで残す。10年50年100年経っても変わらないものであること、それはきっと、価値のある景色になる。

そんなことを感じた映画でした。

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