『壬生義士伝』の感想 – 男は生きる。本当に大切なものを守るために

壬生義士伝

人生を生きていく。そこで絶対に捨てられないものがある。

浅田次郎原作、中井貴一主演映画『壬生義士伝』(2003年)の感想です。

あらすじ

時は明治の時代。病気の孫を連れた老人(佐藤浩市)がある町医者に駆け込む。

孫が診察を受けているなか、老人は待合室で待機していると、そこに古びた写真が目に映る。写真に写っていたのは一人の武士(中井貴一)であったが、老人は驚愕する。

写真の武士は、老人と因縁が深い男であった。老人は町医者に、武士との出会いを語り始める・・・。

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感想など

貧しさゆえに故郷と家族を捨てて新撰組に生きた男が、自分が大切なものを守るために生きていく。そして生き方の筋を通していく。その有様が涙をなくしては観れない映画。

吉村が武士ながら軽薄で守銭奴なのも、そして落日の新撰組を裏切らないのも、それは彼なりの確固たる意志と理由があるからこそ。生き方に筋を通す、そして筋を通すのは本当に大切なものを守りたいから。

正直、映画を観終わったあとはいろいろモヤモヤするところもあるのですが、何のために生きるのか、それこそが意地であり、矜持であり、誇りでもある。

己にとって本当の「誠」とは何なのか、それを考えさせられた映画でした。

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