『世界一キライなあなたに』の感想 – 「何歳まで生きたか」よりも大切なこと

世界一キライなあなたに(字幕版)

人生は最後まで自分の物語。結末も自分自身で決めることができる。

エミリア・クラーク主演映画『世界一キライなあなたに』(2016年)の感想です。

あらすじ

イギリスの田舎町に暮らす26歳のルーは失業、家族を養うために新しい仕事を探すが、そこで見つけたのが、お金持ち家庭の一人息子であるウィルの介助の仕事だった。

ウィルは不運な事故によって四肢麻痺となり、生きる希望を失っていた。

心を閉ざしていたウィルだが、ルーの率直な態度にウィルの気持ちは変化。人生に再び希望を見出したかのように思えたが・・・。

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感想など

よくあるラブコメで、「最後はめでたしめでたしになるんだろう」と思って観ましたが、なるほど、最後はそうきたか、という感じで、いろいろ深く考えさせられた映画でした。

ネタバレを避けるため、詳しいことは何一つ書きませんが、ただ一つ言えるのは、よくある映画のように、「めでたしめでたし」になることは、現実問題そう簡単なことではないだろうと。

例えばもし、自分が全てを失い、身体も動かなくなってしまい、何もかも希望を失ってしまったらどうすればいいのか?

それを人生の試練と捉え、前へ向かっていくのも一つの選択ですが、ウィルのような選択をするのも一つ。

つまりは、最終的に問われるのは個人の尊厳であり、それは第三者があれこれ口を出せる問題ではないのかもしれません。

なぜなら、自分の物語は最後まで自分の物語であり、最後まで物語を織り上げるのも自分。自分の物語は自分で作っていく必要があるからです。

ネタバレを避けるため具体的に書けないが残念ですが、個人的には、映画が綺麗事に終始せず、あのような結末で終わっているのは、とても印象的でした。

それはおいておいて、エミリア・クラークがともかく可愛い。

愛嬌のある顔立ちで、映画においては、そこにいるだけで周りがパッと明るくような、そんな癒やしの空間を提供してくれる存在になっています。

だからこそ余計に、ウィルの気持ちもよく理解できます。

多分、観た人によって答えは様々かもしれませんが、自分自身の人生観、死生観を問い直す意味で、この問題については、映画を観つつ、じっくり考えてみる価値があると思います。

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