おしゃれのコツは高い服を買うことじゃない!
MB著『「普通の服」でおしゃれに見せる方法』(宝島社)の読書感想です。
この本について
お金をかけず、ファストファッションでおしゃれに見せるための考え方が紹介されている本。
おしゃれをする=高くて良い服を買うと考えがちですが、ファッションは工夫次第。この本で、リーズナブルに小洒落た服装をする秘訣が学べます。
以下、本書の読書メモです。
パンツのポイント(P21)
男のファッションで重要なのはパンツ。とくに、黒のスキニーデニムはいろんなファッションで使える超便利なアイテム。
黒のスキニーデニムを選ぶポイントは裾。
裾がゆったりしていると、いくら腰回りが細くてもダメ。裾を短くして、シワを出さないのが、スキニーデニムを履きこなすコツ。スッキリした印象を与えられる。
メンズファッションの軸(P27)
メンズファッションの最重要ポイントはドレスとカジュアルのバランス。
カジュアルすぎて緩くてもダメ、かといってドレスで飾るとキザな野郎になってしまう。そこそこドレス寄りにカジュアルの要素を取り入れ、バランスを取る。
これがメンズファッションの極意。
まずは下半身に着目(P68)
服のコーディネートはまず下半身から。デニム、靴、ここからスタート。
どんなにトップスが良くても、下半身のファッションがダメなら、サマにならない。ボトムスはファッションの土台。土台ができて、トップスが生きてくる。
まずはズボンと靴、この2つからコーディネート。
その際、
・ボトムス、シューズともに黒を選ぶ
・ボトムス、シューズともにシンプルなものを選ぶ
・ドレスとカジュアルのバランスを意識し、ややドレスよりにする
この3つを意識してコーディネートする。
ドレスとカジュアルを決める要素(P88)
ファッションはドレスとカジュアルのバランスが最重要。
それを決める要素としては、
・デザイン
→テーラードジャケットなどスーツスタイルで用いられるのがドレス、パーカーなどリラックススタイルで用いられるのがカジュアル。
・シルエット
→細め太め、体の形。基本的に細めがドレス、太めがカジュアル。
・カラー
黒、グレー、白などスーツで多いのがドレス、色彩が多彩なほどカジュアル。
この3つがある。
このことから、ドレス寄りに決めるためには、シルエットを細くし、服の色はモノトーンを中心に選択する。
服を買う前に(P138)
ファッションはお金をかければ良いというものではない。
・質が良い
・値段が高い
・高級ブランド
これらの要素がある服を買ったとしても、買った本人のファッションセンスがなければ意味がない。
服は工夫次第、安いものでもおしゃれに見せることができる。高い服を買うことより、ファッションの工夫の仕方を覚えることが大切。
服を捨てるタイミング(P169)
服は執着しない。どんどん断捨離してよい。
着ても楽しくない服、テンションが上がらない服はさっさと捨てて良い。服は、着て楽しいもの、テンションが上がる服を着ること。
感想など
お金をかけなくてもおしゃれはできることが納得できる本。
ファッションの極意はドレスとカジュアルのバランスということで、結局服は組み合わせ次第、「工夫次第で何とかなるんだなぁ」と思い読了。
まぁ確かに、服はお金をかければいいというものでもないし、何より、高い服を買っても、上手くコーディネートできてないと、なかなか痛い感じになってしまいます。
結局はバランス感覚の問題、目立たず目立ち過ぎず、ちょうど良いバランスで服を選べるのが一番かも。
買いすぎたり飽きやすかったりして、服は悩みの種になるものですが、押さえておくべき大切なポイントはドレスとカジュアルのバランス。
服を買うときもコーディネートするときも、本書のようなノウハウがあればいいですね。