危険な時代を生き抜くための行動指針に。『マキャベリー的知性』を読んで

マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)

危機の時代を生き抜くための行動指針にしたい本、『マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方』(アスキー新書 145) の読書感想です。

現代社会に生きる私達の状況はラクではありません。職場環境の問題でうつに悩む人は増える一方。自殺してしまう人は3万人を突破。平和に繁栄しているように見える今の日本は、その姿とは裏腹に、生きにくい大変な環境なのは間違いなさそうです。

「仕事では成果を出すことを求められ、プレッシャーに押しつぶされそうな日々。1つの失敗によって、今持っているものを失うかもしれない。同僚のリストラが、他人事とは思えない。明日は我が身かと思うと、不安だ・・・。」

誰もが「弱者」に転落する可能性があり、日々の競争によるストレスと、失敗することへの恐怖を抱えています。

ではそのような世の中を生きていくにはどうすればいいか。そのための処世術、心構えが8つの項目に渡ってまとめられているのが本書です。

主に自分自身の行動方法、敵か味方か、害のある人を見分ける技術、目標遂行のための計画の考え方など、自己啓発的な内容が中心になっています。

このような感じです。

生き抜くために必要な八ヶ条
1・外見を整え、魅力的な人間を演じる。
2・自己管理する。
3・甘え上手になる。
4・危険と攻撃から身を守る。
5・人の気持ちを読む。
6・人の心を動かす技を体得する。
7・戦略的に行動する。
8・自分の意志と希望を持つ。

マジメに働き、誠実に生きていても、理不尽なことは起こります。誠意は通じず、問答無用で何もかも失うのが人間社会。悲劇は突如として起こりますが、それを防ぐためには、自分を守る術も知っておく必要があるのかもしれません。

この世の中は嫉妬、悪意というものがあって、そこに引っかかってしまうと、簡単にダメージを受けてしまいます。そこで、どんな場合に我が身に危険が及ぶのか、その予兆や予防法を知っておくことは、この世を生き抜く上で大切な技術。

不誠実な人間を見破ったり(P114)、戦いによって問題を解決すべきとき(P124)、このような知識を知っておくことで、防げる不幸があります。

本家マキャベリ―的な毒気は弱いものの、海千山千の人々が生きる世の中を生きるための前知識として、我が身の破滅を防ぐ智恵として、活用できる内容かも。

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